2011年4月から新学習指導要領が始まって、小学校の高学年の5.6年生の国語では読む力を育てるために、新聞を読むことが授業などで盛り込まれています。
各新聞社では自分の会社の新聞を子供の教育に役立ててほしい、活字離れの進む現代社会の中で新聞に興味をもってほしい、そんな思いから「こども新聞」の発行が読売新聞、毎日新聞、朝日新聞から順次発売されました。
子供たちの考える力や判断する力を養い、社会への関心を高めて社会問題への知識を見に着けることや、自分自身の身を守るための情報を得られればと様々な角度から情報配信されています。
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価格はどのくらい?
現在こども新聞として単独で発行されているのは大手3社からで、価格は月1000円前後となっています。
毎日発行されているものから週1発行のものまであって、家庭環境にあわせて選ぶことができます。
何歳ごろから読めるの?
全ての新聞にきちんとフリガナがふられているため、ひらがなさえ読めれば何歳からでも読めることはできますがおすすめは小学3年生くらいからになります。
小学3年生くらいになると1人でしっかり読めるようになりますが、低学年のうちは保護者の方が一緒になって読んであげる必要があるかと思います。
子供に与える影響は?
新聞を読むことで子供に与える影響はなんでしょうか?最近ではネットニュースが進化していつでもどこでも最新ニュースを読むことができるため大人の新聞離れも加速していますよね。
ですが新聞を読むことには様々なメリットがあるのです。
知識や教養・一般常識が身につく
ニュースの全貌や解説・子供が気になる現象などがプロの手によって書かれた新聞は読んでいるだけで自然と知識がみにつきます。
またこども新聞は子供に読みやすいように、子供が飽きないための工夫がこらされていて楽しく読みながらも一般常識を教えたり、4コマ漫画で自然と知識を取り入れたりできるようになっています。
漢字・文法の勉強にもなる
フリガナがふってあるものの、新聞にはたくさんの漢字が使われています。読んでいくだけで自然と漢字の読解力が身に付きますし、プロのライターの書いた記事は人に何かを伝える際の言い回しの見本にもなります。
どんな新聞があるの?
こども新聞は現在大手3社から販売されています。新聞社ごとに詳細を紹介していきたいと思います。
朝日小学生新聞
紙面の大きさは大人の新聞と同じブランケット判で8ページで構成されています。毎日発行されていて月極価格は1,780円(税込)です。
主に受験や教育関連の最新ニュースが掲載されていて、時事問題に強いため中学校受験する子をもつ親にとっても役立つ情報がもりだくさんです。
また子供が飽きてしまわないために大人と同じニュースなどの話題は2ページ以内でそれ以外のページにはイベント情報やコンクール情報、学習まんがやイラストなどを多数つかって目にも楽しい新聞紙になっています。
毎日小学生新聞
紙面の大きさは通常の新聞よりも少し小さ目のタブロイド判で平日は8ページ、土日は12ページで構成されています。毎日発行されていて月極価格は1,430円(税込)です。
毎日新聞の子供新聞は自力で楽しんで読めることを目標に総合的な教育情報誌として親しまれています。「自分で手に取り、毎日読み続けることによって確かな力がつく」を信念として、ニュースの背景まで深く掘り下げた記事は子供の興味をさらに引き出すきっかけとなっている。
紙面に派手さはあまりないために、the新聞感を求める人にはおすすめのタイプです。
読売KODOMO新聞
紙面の大きさは毎日新聞と同じく少し小さ目のタブロイド判で毎週木曜日のみの発行で20ページで構成されていて、月極500円(税込)です。
今までにないレイアウトと視覚的にニュースが説明されていて子供が食いつきやすい紙面になっています。
他のこども新聞と比べて週1発行のため、1週間に起こったことを子供の目線でわかりやすく書かれています。
「おもしろい」「ためになる」を第一にかかげていて、子供たちがぐいぐい引き込まれ知らないうちにたくさんの知識が身につくように作られています。
活字ばかりにならないように所々に、おしゃれやテレビの話題など子供が喜ぶ話題もちりばめられていて、新聞というよりは雑誌のような感覚で読めるようになっています。
まとめ
こども新聞は子供自身の知識を広げるきっかけとともに、親子で共通の話題をつくるきっかけにもなります。
ついついスマホで調べてしまうお母さんも一緒にこども新聞を読んでみてくださいね。
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