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子供用の水筒の選び方と保管時に気をつけること

子供が幼稚園や小学校に入る時や、暑い時期が来ると水筒を持ってくるように言われることがあります。夏場は特に熱中症予防のため、すぐ水分補給できるよう持たせておきたい必須アイテム。

ですが、子供用の水筒はとても種類が豊富。素材や飲み口など組み合わせも様々で、選ぶときに迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。せっかく買うものだから子供が使いやすくて気に入りそうなものを選んであげたいですよね。

そして、毎日子供の口に触れるものなので子供の水筒は清潔に保っておきたいはず。
今回は子供用の水筒の選び方、毎日の保管と長期の保管時に気をつけることも合わせて調べてみました。

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子供用の水筒の選び方のポイント

子供用の水筒はカラフルでデザインも色々あります。見た目で選ぶと、後で使いづらかったりして一度しか使わなかった・・・ということになりかねません。そんなことになる前に、水筒を選ぶ3つのポイントを見てみましょう。

素材

素材は主に二種類あります。「飲み物は絶対冷たい方がいい」とか「今人気の〇〇のキャラクターがある水筒を持ちたい」など、子供の優先順位も個人個人で違うもの。それぞれ特徴があるのでどちらを重視するかを考えて選びましょう。

●ステンレス
保冷・保温効果が長く続く「魔法瓶」タイプ。時間が経っても中は冷たいままで、暑いときに冷えた飲み物を飲めるのは嬉しいところです。また丈夫でもあるので、ぶつけたりちょっと落としたくらいでは壊れません。

ですが、子供には重くて持ち運びにくく、キャラクターものが少ないのが難点でしょう。最近では軽量のステンレスボトルもあるので、「ステンレスがいいけど、重いのはちょっと・・・」という方はこちらを選ぶのもいいかもしれません。

●プラスチック
こちらはステンレスに比べると軽くて持ち運びやすく、子供が喜ぶキャラクターものが多いです。ただし、保冷・保温ができるものではないので、夏場は冷えた飲み物を持たせてもすぐにぬるくなってしまいます。

結露もしやすいので、周りが濡れてしまわないように対策をしなければなりません。プラスチックなので丁寧に扱わないとすぐに壊れることも。

飲み口

子供用水筒の飲み口もバリエーションがあります。ストロータイプ、直飲みタイプ、コップタイプの三種類で、知っておくと子供に合わせて選んであげることができます。

それぞれメリット・デメリットを持ち合わせているので、参考にしてみてください。
小学校や幼稚園で飲み口の指定がある場合もありますので、確認しておきましょう。

●ストロータイプ
ストロータイプは小さい子ども向きです。飲み物を自分で飲むようになる時、使い始めるのもストロータイプなので慣れているんですよね。

メリットは、吸った分だけしか出てこないので、必要な分を飲むことができる点。そして、水筒を傾けなくてもいいのでこぼす心配もありません。

直飲みと同じく、すぐ飲み物を飲むことができることも小さい子どもには扱いやすいところです。

デメリットは直飲みタイプよりも、蓋がしっかり閉まるようにできているので、開けにくいところです。
開けっ放しにすると飲み物がこぼれてしまったりするので、服が濡れたりする場合もあります。

3タイプの中では一番洗うときが大変で、ストロー部分の洗浄がとても面倒です。スーパーや100円ショップでも、台所周りのコーナーにストロー部分専用ブラシはありますので、こちらを使うといいでしょう。

●直飲みタイプ
子供用の水筒の中で、種類が比較的多いのは直飲みタイプです。ペットボトルのように飲み口からそのまま飲むことができます。

メリットはコップタイプのように、わざわざ飲み物を注ぐ必要がないので、小さい子どもでもこぼしたりしないです。すぐに飲めるので扱いやすくもあります。

ストローと比べても、口の部分を取り外して洗うことができるので、清潔に保ちやすいです。ストロータイプは噛み癖があると、ストロー部分が早く劣化しやすかったりしますが、直飲みタイプは飲み口も広くて硬いため歯型がつく心配もしなくて済みます。

●コップタイプ
コップタイプは蓋の部分をコップとして使う水筒で,そこに飲み物を注いで飲むことができます。

メリットは、コップに注いで飲むので唾液が飲み物に混ざりにくく、衛生的に安心ということ。ストローや直飲みタイプは直接口をつけて飲みますが、コップタイプだと食べながら飲み物を飲んでも、飲み口に食べカスもつきにくいです。

デメリットはコップ部分をなくしてしまったり、飲み物を注ぐ時に両手がふさがってしまうことでしょう。水筒とコップが分かれているので、その分置き場所も取ります。

親としては衛生面で一番使って欲しいタイプですが、慣れていないと小さな子どもには扱いにくいかもしれません。

 

容量

未就学児は300〜350mlを目安にしましょう。暑い時期や、よく喉が乾く子には500〜650mlの水筒をもたせておきましょう。水分は持参している水筒のみ、ときまっている際は容量が多いものが安心です。

水筒を使い分けるようにしたり、そんなに量がいらないときは500ml入る水筒に半分入れて、重くならないようにするのもいいですね。

保管時に気をつけること

水筒の保管・管理で気になるのは臭いやカビ、他にもパッキンの洗い方など様々。子供が使うものですし、毎日清潔な水筒を持って行ってもらいたいもの。

気に入っている水筒であれば、なおさら綺麗な状態で保管できたら嬉しいですよね。
そこで、毎日の保管と長期の保管で気をつけることをまとめました。

毎日の保管時

いつも底の方まで綺麗に洗うのは面倒だし、水で濯いで終わり!という方もいるかもしれません・・・。ですが、毎日子供が使うからこそ、濯ぐだけでは取れない茶渋や水垢などの汚れを落としておくことが大切です。

洗う時に金たわしやステンレスたわしを使うと、水筒内部に傷がついてしまい、そこに茶渋・カビがついてしまう可能性もあります。水筒を洗う時は必ず柔らかいスポンジを使用してください。

長い柄が付いている水筒専用のスポンジだと、底まで届くので、水筒内部を傷つけることなく綺麗に洗うことができますよ。

また、ストロータイプは飲み口が細くて洗いにくかったり、直飲みタイプも構造が複雑で毎日分解するのは大変ですよね。何日かに一回は細かいパーツやゴムパッキン、ストロー部分などできるだけ分解して酸素系漂白剤に浸け置きしましょう。

塩素系漂白剤はゴムパッキンに臭いがついてしまうことがありますが、酸素系漂白剤だと安心です。

水筒を洗い終わったらしっかり乾燥させておいてください。洗った後に残った水分から、雑菌が繁殖する場合もありますので気をつけましょう。

長期の保管時

長い間使わないこともある水筒。夏の間に活躍して来年までしまいこむことも。水筒の長期の保管の前に消臭・除菌はしておきたいですね。

そんな時、飲み物が入る水筒内部は米のとぎ汁を活用して臭い消しをしましょう。米のとぎ汁は消臭効果がありますので、数時間浸け置きするだけで嫌な臭いがなくなります。

毎日ご飯を炊く時に出るものなので、ぜひ利用してみてください。ゴムパッキンやキャップ部分は分解して酸素系漂白剤に浸け置きします。気にならない程度に臭いがしなくなったら、綺麗に洗ってしっかり乾燥させてください。

長期の保管は湿気にも気をつけたいので、水分が残っていないことを確認してから角砂糖を一つ水筒に入れておきましょう。角砂糖は消臭や雑菌の繁殖を防ぎ、脱湿効果もあります。これで来年は気持ちよく使い始めることができますね。

お気に入りの水筒を見つけて、長く愛用できるように保管も上手に

子供用水筒は機能や素材、外観のデザインと様々なものがあって選ぶときの基準を決めておかないと、どれもいいところが目に入って購入できません。

「保育園や幼稚園の時は楽しく水筒を持っていけるように、デザインは子供の好きなものにしておこう。」「うちの子はよく水分補給するから冷たいまま飲める水筒がいいかな」などその子に合った水筒を選んであげてください。

保管に関しましても、子供が毎日持っていくものなので綺麗に洗って乾燥させて、清潔に使えるように心がけておきましょう。

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