子育ては本当に大変なものです。育児本の通りにはなかなかいきません。
一人家の中で子育てをしていると、「なんで泣くの?」「うちの子だけ?」「家事をする間もない」と自分だけ世の中から取り残されたような気持ちになります。子育てママはストレスをたくさん抱えているのではないでしょうか。
子育てを終え仕事をバリバリとしている女性や趣味やレジャーを満喫している女性もかつてはみんな子育てママだったのです。同じように悩みを抱え、同じような思いをしてきたのです。
そんな女性たちは、どうやって乗り切って来たのでしょうか?
今現在同じような育児の悩みを持つ子育てママたちの現状を紹介しながら、ベテラン主婦の経験などを参考に子育てにまつわる悩みを解決するためのヒントを紹介していきます。
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目次
子育てママの一日
子育てママは本当に目まぐるしい一日を過ごしています。
「一日が24時間以上だったら」「暫く友達にもあってないなぁ」「仕事をしていた時が懐かしい」と思っている人もいるのではないでしょうか。子育てママがどんな一日を過ごしているのか調べてみました。
朝からお昼の間にすること
7:00 起床
7:30 朝食と夫の出勤準備
8:30 掃除・洗濯 等の家事(子供の相手をしながらなので、出来ることだけをする)
10:00 子供と外出(公園や児童館に出掛けて遊ばせる・ついでに買い物もする)
12:00 昼食
ご主人が早く出かけたり、子供の起きる時間によってはもっと早起きになります。子供の相手をしながらの作業になるので、なかなか毎日同じというわけには行きません。
子育てママは10時くらいから子供を遊ばせることが多いようです。ママ友たちが集まる時間に向けて家事をするということになります。この「外出」の時間は、子育てママにとってはのママ友と話しをする機会でもあり、とても大切な時間なのです。
お昼頃になると、どこの子たちもぐずりだすものです。空腹と眠気のサインですね。
そこで「遊び」の時間も終わり、ランチとなります。時々、ママ友親子同士外食でランチをすることもあるようです。
お昼から夕方にすること
13:00 お昼寝(お腹いっぱいになると、ほとんどの子は眠くなります)
↓
↓ 後片付け・洗濯物を取り込みたたむ・午前中にやり残した家事をする(時間が残れば一休みする)
↓
15:00 子供を起こす
16:00 夕食の準備(子供の遊ばせながら合間を縫って)
子供相手ですから、時間通りにいかないものです。眠気が来てしまって昼食を食べさせるのも大変になることもあります。子供だけ食べさせてママは子供が寝た後に食べる、なんていうこともしばしばあります。どの食事も同じで、ママがゆっくり食べることはできません。
夕方から夜にすること
18:00 夕食
19:00 入浴
20:00~22:00 子供を寝かせる
↓
↓ 夫の帰宅・夫の食事の準備・後片付けをする
↓
23:00~24:00 就寝
ご主人の帰りが早い家庭は別ですが、だいたいの家庭では子供とママとで食事をしていると思います。子供によっては食べるのにとても時間がかってしまうこともあります。「食べさせる」というのはなかなか大変なことです。
次にお風呂ですが、ママが一人で入れるのはとても大変です。自分はゆっくり洗えないこともあります。特に洗髪はとても苦労するでしょう。子供が寝てから入りなおす、なんていう人もいるのではないでしょうか。
目まぐるしい一日を過ごしているので夜になるとママもくたくたです。子供を寝かせながら寝てしまうこともあるでしょう。また、寝かせている途中でパパが帰って来ることもあります。
子供が寝た後がママの自由時間になるのですから、ママの時間はほとんどないことが分かりますね。
子育てママが抱える悩み
子育てママの一日をざっと紹介しましたが、そんなママたちはいろいろなな悩みを抱えています。ここでは、子育てママの抱える悩みやストレスをみていきましょう。きっとみなさんも共感出来ることばかりだと思います。
自由時間が少ない
保育園や幼稚園に入る前の子供がいると、日々子供の世話と家事に追われてなかなか自分の好きなことをする時間がありません。
なんといっても一番多い悩みは、「自由時間が少ない」ということのようです。そしてそれがストレスにつながる一番の要因でもあるのです。
子育て中のママからの相談も「子供から目が離せないので自由時間がない。ストレスが溜まっている。好きなこともしたいのに」「自分の時間がなくて辛い」「どうしたら自由時間が作れるの?」などが多いようです。
現代社会ではほとんどが核家族なので、ママが子育ての大半を担っている家庭が多くなっています。パパの帰りも遅いと誰からの助けを得ることも出来ません。
子育てママの生活は24時間休み無しで子供と接する生活です。自由時間を持つことはストレスを溜めないためにも大事なことではあるのですが、なかなか難しいことでもあるようです。
子育てで抱えるストレス
ママたちが子育てで抱えているストレスを幾つかあげてみましょう。
ペースを崩される
独身の時は全ての事が自分のペースで出来ていましたよね。それなのに子育てをしていると家事も自分の事も全ての事が自分のペースでは出来なくなります。作業中に中断しなくてはいけないことばかりでイライラすることも多くなります。
社会から取り残されたような孤独感
きっと共感出来る方も多いと思います。家で一日中子育てをしていると孤独を感じるものです。「夫には、会社という別の世界があって羨ましい」と思ったりもします。
子供の泣き声
「おむつを変えて欲しいの?」「お腹が空いたの?」「具合が悪いの?」なんで泣いているのかわからないと、途方に暮れることもしばしばです。
子供はわけもなく泣くことがあります。特に夕方の忙しい時間などなかれるとイライラしますよね。子供の泣き声が耳から離れないなんていう経験もあると思います。
うちの子だけ?
「おむつがなかなか取れない。こんなに遅いのはうちの子だけ?」「一歳過ぎても歩かない。うちの子だけ?」「まだしゃべらない。友達の子たちはみんなおしゃべり出来るのに」など、育児本に記載されていることや周りの子たちとの違いでこんなことを感じてしまうことってありますよね。
そんな心配がストレスの元にもなります。
夫への不満
「自分は自由時間を削ってまで子育てをしているのにパパは何も協力もしてくれない。」こんな家庭も多いと思います。
私の子育ては間違っているかも?
子育てをしていると時には感情的になって怒ってしまうこともあります。後で反省して「大きくなって、子供が道をそれたら、私のせいかも」と考えたりすることもあると思います。多くのママは自分の子育てに不安を抱えています。
仕事に復帰しにくい
職場復帰を目指しているママも多いと思います。しかし、現状は出産のためにそれまでの職場をやめたという人がまだ半数以上いるのです。
企業でもだいぶ育休を設けてはいますが、実際に職場復帰しても子供が具合悪くなったり、保育園から連絡があったりすると、休みを取ったり早退したりしなければいけません。企業側は復帰前と同じように働くことを求めているので、肩身が狭い思いをすることもある現状のようです。
そして何より難しいのは、保育園に入ることです。ニュースにもなっていますが、保育園に入れたいと思っても空きがなく入れないということが多くなっています。この問題が解決するにはまだ時間がかかりそうです。
旦那との意思疎通
先ほども紹介しましたが、子育てにはパパの協力も欠かせません。そのためにも旦那様とのコミュニケーションを大事にしましょう。不満を抱えているのではなく日ごろから話をして、協力を仰ぐようにすることが大事です。
自由な時間でしたいこと
日ごろ子育てに頑張っているママたちですが、もし自由時間があったら何をしたいと思っているのかを調べてみました。
一人になりたい
とにかく一人になる時間がない日常なので、自由時間が出来たら「何もしないで、ぼーっとしたい」や「カラオケに行きたい」など一人の時間を楽しみたいという意見が多いようです。
一人の時間を過ごしリフレッシュするというのは、ストレスを発散する意味でも子育てを楽しむという意味でもとても必要なことです。
ゆっくり寝たい
特に乳幼児を持つママはまとまった時間寝ることが出来ません。常に寝不足という状態です。時間を気にせずに寝たいという気持ちはよく分かります。
好きなことをしたい
趣味、スポーツ、映画、旅行など好きなのに普段はなかなかできないことに没頭してみたいという意見もあります。どれも子連れではなかなか出来ないことですね。
ショッピングに行きたい
ショッピングも女性は好きですよね。ストレス解消の方法でもあります。日常の買い物とは違い一人で自分の物を自由に見て歩きたいということです。
自由時間を作るコツ
子育てママにとって重要な「自由時間」を作るにはどうしたらいいのでしょうか?先輩ママたちの意見も参考にしながら「自由時間」を作るにはどうしたらいいのかを考えてみました。
スケジュールを作成する
基本的に子供が寝ている時間がママの自由時間になります。
- 夜子供が寝た後
- 朝子供が起きる前の時間
- 子供のお昼寝の時間
この中で一番ゆっくりと出来るのは夜子供が寝た後の時間でしょう。この時間が一番のおすすめです。
この夜の自由時間確保するために親と子のタイムスケジュールを作ってみてください。
基本は早寝早起きを習慣づけ生活のリズムを作るようにします。朝は7時くらいには寝ていても起こし、夜は9時には寝かすくらいを基本に作ります。昼寝は2時間程度で4時以降は寝かせず、日中は思いきり身体を使って遊ばせるというのが良いでしょう。
もちろんこれは基本的なことで、そらぞれの家庭の生活パターンもあるでしょうから、いろいろなパターンになると思います。自由時間は子供に合わせて持つのではなく、自分で作り出すことです。
夫や祖父母のとの協力
ストレスを溜めないためにパパにも子育てに関わってもらうことが重要です。そして、たまには旦那様や両親に子供を預け外出する機会を持ちましょう。
おじいちゃん、おばあちゃんに協力してもらうのもいいでしょう。孫の面倒を見るのも楽しみの一つです。もちろん、体力的なこともありますから、その辺は考えて面倒をみてもらうことが大事です。
ママ友達同士の助け合い
ママ友の付き合いは難しいと敬遠してしまう人もいると思います。確かに難しい面もあるのは事実です。
しかし、「情報の交換」「悩みを相談しあう」「子供を預けあう」「お迎えを頼める」等、ママ友によって助けられる点は多々あります。大勢でなくてよいので、お互いに信頼できるママ友を持つことをおすすめします。
まとめ
子育てママにとって一番のキーワードとなるのは、「自由時間」だということがわかりました。
「自由時間」を持つことが出来ればママたちも気持ちに余裕が持てるのです。そこで、早速「親子のスケジュール」を作ってみましょう。毎日がスケジュール通りにいかなくてもいいのです。基本的な生活のリズムが作れればいいのですから。
子育てに悩みは付きものです。一人で悩んで悶々としているのではなく、ママ友や旦那様、祖父母などいろいろな人に相談してみて下さい。話を聞いてもらうだけでも気持ちは楽になるものです。
力を借りれる人がいないというママさんには、こんな会社もあります。「子育てシェア As Mama」です。ご近所に住むママたちとお友達になり、知り合い同士で子育てをシェアする(友達に子供の送迎や託児をお願いする)などインターネットの仕組みを提供している会社です。
なかなか画期的なシステムですので、興味のある人は調べてみて下さい。
子育てで大変な時期も数年の間です。いろいろな人と助け合い情報交換をしながら忙しい時期を乗り切って下さい。
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