子育て中のママに知ってほしい男の子の子育てにおける大切なこと

子育て中のママとの会話でよく聞く「男の子の子育ては大変」という言葉。しかし男女どちらであっても子育ては大変なはずです。なぜ男の子だから大変と言われているのでしょうか。今では一部のママの間で「ダンスィ」という小学生の男の子を表現する言葉が浸透しています。

謎に包まれる男の子の子育てですが、今回はそんな男の子の子育てで大切なことをご紹介します。「男の子なんて理解できない！」と悩んでいる人は、ぜひこれを読んで少しでも参考にして下さい。

小さくても男。男女の脳の作りは違う

小さくても立派な男の子です。男女は脳の作りが違うので、考え方や行動も違うということが科学的に証明されています。よく言われることが対物思考が強く、攻撃的ということです。人よりも物が好きで、ケンカや嫌なことがあると手が出やすいということです。これはオスが狩りに出て、物を使って狩猟をしていたことに通じます。人によって個性がありますが、まずは男女で根本的に遺伝子が違うのだから理解出来なくて当たり前だと覚えておきましょう。

「こんな考え方なんだ」「これでもおもちゃになるんだ」と発見をすると、男の子育児も面白くなります。

基本は「待つ」こと

これは男女関係なく子育て全般に言えることですが、まずは「待つ」ことが大切です。特に男の子は女の子より言葉や発達が遅いと言われることがあります。周りと比べて焦ってしまうことがありますよね。しかし頑張るのは子どもであって、ママではありません。男の子なりに頑張って成長しています。ゆっくりでも成長したことに注目をして、褒めてあげたいですね。

また自分で一通りのことが出来るようになると、今度は「自分で出来るのになぜやらないのか」「おもちゃや遊びに夢中で着替えをしない」ということが出てきます。ついママの口癖も「早く！」「自分でやって」になってしまいます。しかし出来る限り子どもの要望に応えてあげましょう。すると不思議なことに、今度は子どもが自らやろうとして自立していきます。ママも忙しいですが、時間の合間を縫って子どもの手助けをしてあげましょう。

感性を伸ばそう

女性より男性の脳は創造力が優れています。ブロックやそこらへんにある石を使って夢中で何かを作ることがあります。そういう時には黙って見守りましょう。親が子どもに親切心でアドバイスなどをすると、せっかくの子どもの感性が低くなってしまいます。子どもには子どもの感性があります。小さいころから子どものすることや、作ったものを親が受け止めることで子どもの感性も伸びます。まずはありのままの子どもの創造力を伸ばしたいですね。

怒る時には子どもの意見を聞く

何をやるのか分からない男の子。「そんなことする！？」と唖然としてしまうことも多々あります。もちろん悪いことや人に迷惑をかけた時には怒らないといけません。でもまずは「なぜそれをしたのか」「どうしてお友達を叩いたのか」などの子どもの意見を聞くことが大切です。もしかしたら先にお友達にいじわるをされたのかもしれません。もしかしたら何かやろうとして失敗したのかもしれません。子どもの意見をきちんと聞いてから、それを踏まえて叱るようにしましょう。つい勢いで怒ったり、頭ごなしに怒鳴ってしまうことがありますが出来る限り控えましょう。

いい子＝大人にとって都合が良い子

静かに遊べる子、みんなと一緒に出来る子、聞きわけの良い子はつい「いい子だね」と言われます。それに該当しない子は「手のかかる子」と位置づけられ、なんでうちの子はいい子じゃないのかなと、悩むママも多いと思います。でもちょっと待って下さい。いい子は本当に良いことなんでしょうか？

いい子というのは大人にとって育てやすい都合が良い子のことです。保育士や学校の先生、またママにとっての良い子です。逆にやんちゃで謎の行動をするちょっと残念な「ダンスィ」の方が、みんなの人気物なことはありませんか？いい子なのもやんちゃなのもその子の個性です。女の子よりも男の子のほうが行動的で、ママには理解できないことが多い分育てにくいのは当たり前です。男の子はみんな育てにくいという前提で接すると、ママの気分も軽くなるかもしれません。

個性を大切に

男の子だから外で元気に遊ぶもの、男の子だからロボットや乗り物が好きなはずと思いこみはありませんか？もちろん男の子の方が女の子よりもそういった傾向があります。しかしそれは子どもによります。家でお絵かきが好きな子や乗り物よりもままごとが好きな子など、同じ男の子でも好きな物も様々です。自分の子に合った物をママも受け止めて伸ばしてあげましょう。そして運動が好きな子は外で思いっきり遊び、家の中が好きな子は家でじっくりと関わってあげたいですね。

男の子は小さな恋人

男の子は小さな恋人と呼ばれるほど、ママにとって最高の宝物です。女の子よりも少し幼く、いつまでもおバカなことをするのでママもいい意味で目が離せません。ママとは違う性別な分、謎が多く面白いですよね。女の子でも男の子でも、その子によって良い面がたくさんあります。ありのままの子どもを受け入れながら、子育てしながら一緒に楽しんでいきたいですね。

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