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子供じゃない。子育て中に感じるストレスの原因

育児ストレスや育児ノイローゼという言葉があります。言葉だけを聞くと、子どもが原因で疲れる状態のように聞こえます。しかし子育てのストレスは、子どもが直接の原因になる方が少ないのです。では何が原因で、どのように解決すれば良いのでしょうか。今回はそんな子育てストレスの原因や改善点をご紹介します。

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子育ての原因はズバリこれ!

子育ての原因はいくつかありますが、子どもが原因ではない場合は、以下のようなことが考えられます。

  • 自分の思う通りに進まない
  • 育児書や固定概念にとらわれる
  • 「小さな子ども」夫との関係
  • 金銭の余裕がない

このような理由があると、子育てのストレスがかかりやすい要因と言えます。では具体的にどういうことなのか一つずつ見ていきましょう。

自分の思うように進まない

これは「今日はこれをする」「子どもが寝たらあれをやろう」ということが進まない時にイライラするということです。子育て中は、子どもに振り回されます。部屋の掃除など、家事や自分の時間を持つことが出来ません。この時に完璧主義者や、何かをしたいのに出来ないというジレンマで、物事が思い通りにならずストレスがかかります。

子育て中は子どもが寝ない、言うことを聞かないことが当たり前です。子どもだけではなく急な用事が入った時などでも、心に余裕を持って臨機応変に対応するとストレスが減っていきます。

育児書や固定概念

育児書は子育てをする上でとても参考になり、分からないことも解決する良きパートナーでもあります。しかし子育ては育児書の通りにはいきません。まったく同じように体重が増えたり、寝返りをしたりということはありません。あくまでも「一般的」で「平均的」なことが書かれています。それに比べて子どもはその子によって成長が全く違います。体重や身長が小さくても、順調に育って医者が診ても問題がない場合があります。また寝返りや歩くのが平均よりもグッと遅い。けれども心配いらないこともあります。育児書は参考程度にして、心配な時には専門機関でしっかりと診てもらいましょう。これは成長はもちろん、生活スタイルにも言えることです。

固定概念は「子育てはこうあるべき」という考え方のことを指します。具体的に「離乳食は全て手作り」「子どもはいつもニコニコ笑っている」など、子どもに関する概念は人によって違います。最近では栄養バランスを考えたレトルトの離乳食があり、子育て中のママに人気があります。また生まれたばかりの事どもは泣く・飲む・寝るの3つが生活の中心です。笑ったり、ご機嫌よく遊ぶということはほとんどしません。固定概念はその人の育った環境に左右されるので、夫婦でも子どもに対する概念が全く違うことも珍しくありません。

このように自分の理想を持つことは大切です。しかし子どもの数だけ、一人ひとり個性があります。育児書や固定概念にとらわれていると、その通りにならない時に強いストレスを感じます。子どもに合わせた子育てをしましょう。不安なときには専門機関に相談をすると、的確なその子に合ったアドバイスをもらえるかもしれません。

「小さな子ども」夫

最近こう言った言葉を時々耳にします。「生んだ覚えのない長男35歳の手がかかる」「大きな長男が何回言っても片付けが出来ない」。これはそのママが生んだ長男の話ではありません。実は夫のことを指しています。これが子育て中のストレスの一番大きな原因とも言われています。

このような「小さな子ども」の夫ですが、揶揄されるのには理由があります。それは「子どもよりも片付けや言うことを聞かない」ということです。夫は妻のパートナーでもあり父親です。特に子育ては二人が協力して行うべきことです。しかし中には自分のことすらできない人も多いのです。脱いだらそのまま、食事を出すと文句ばかり。このような夫だと、妻もストレスが溜まります。そこに思うようにいかない子どもの子育てをしていると、普段はかわいい子どもに対しても少しのことでストレスを感じてしまいます。

夫が多忙で子育てや家事を出来ない場合は、しっかりと妻の話を聞いて感謝の気持ちを伝えましょう。夫婦のコミュニケーションをしっかり取り、最低限の自分のことを妻の手を煩わせずに行えば子育ても前向きに行えます。一日数分、それが無理なら一週間に数十分だけでもその日の出来事やお互いを労わる言葉架けが出来ると良いですね。子育てのストレスは、こうした夫婦の仲の良さで変わります。

周囲のサポートがない

頼れる身内が近くにいない、地域の中でも孤立すると子育てのストレスが大きくなります。まるで自分一人だけが子育てをしているような孤独を感じてしまうからです。

ここ数年で虐待防止のために市町村でも子育てや育児に関する専門のスタッフを配置しています。また出産後一ヶ月が経つと、自治体から保健士が予防接種の説明や様子を見に訪問します。そういったときに配られた資料や相談機関へ赴いてみましょう。特に子育て支援センターへ行くと、スタッフや同じようなママがたくさんいます。ママ友が出来なくても、外に出るだけで気分転換になります。何回か行けば顔見知りやスタッフとも話せるようになります。こうしたセンターでは多くのイベントも行われています。身内がいない場合は、そういった地域のサポートを受けると良いですね。

金銭の余裕がない

金銭的な余裕がないと、心の余裕がなくなります。どうしても子どもの物を優先に買うので「子どもの物は買うのに自分の物は変えない」と心がすさんでしまうこともあります。

働ける場合は、一時預かりや保育園などを利用し積極的に働きましょう。また節約も楽しんで出来ると、お金がなくてもゆとりが出来ます。節約と一言で言うと、窮屈なイメージがあります。しかし外出先をお金がかかるテーマパークから近所の公園へ変える。外出には水筒とお弁当を持つ。洋服はネットオークションを利用するなど、さまざまな節約方法があります。こうしたことをうまく利用して、楽しんで節約をしましょう。また目標金額を決めて、達成したらちょっとしたご褒美を作るなど工夫をすると、節約も辛くはありませんよ。

まとめ

子育てのストレスには、その人の置かれている環境が大きく関係します。環境を少しでも変えるだけで、子育てのストレスも軽減されます。一度自分の身の回りを見ながら、どうして子育てにイライラしてしまうのか冷静に分析してみましょう。そしてその解決策を考えてみると、一見関係なさそうな子育てのストレスも減っていきます。

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