子どもの発達って、気になりますよね。生まれてから1~3年は特に、個人差もあります。
1歳を過ぎて、他のこと接する機会が増えてくると、ますます気になってくると思います。そのときに、ふと、我が子の言葉が遅いな、と感じたとき、ママとしては、とても悩みますよね。言葉が遅いのには、なにか原因があるのでしょうか?
そして、子どもが言葉が遅いと感じたとき、言葉を育てるためには、親は、どうしたら良いのでしょうか?
子どもの言葉を育てるための、親の接し方を紹介したいと思います。
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目次
子どもの言葉が遅い原因は?
子どもが出来ると、気になるのが、我が子の発達ですよね。首すわり、寝返り、はいはい、つかまり立ち~歩くまで、他のこと比べて不安になったり・・・。歩けるようになるころに気になってくるのが、言葉の発達ですよね。歩けるくらいになると、外に出る機会が、格段に増えて、他の子を見かける機会も多くなってきます。
そんなとき、ふと、他の子は「ママ」って言ったり、早い子だと、「わんわん、いた」など、二語文が言えたりする子がいたりで「あれ?うちの子、まだ言葉が出ないけど大丈夫かな?」って思うときってありますよね。1歳くらいならまだ大丈夫かなと思いますが、これが、2歳過ぎてくると、少し不安になってきますね。
また、1歳半健診などで指摘されることもあるので、ママとしては、何か対策を・・・と考えますよね。
子どもが、言葉が、なかなか出ない時って何か原因があるのでしょうか?少し、調べてみました。
子どもの個性や、環境から
親の言うことはわかっているけど、言葉を話さない。そんな時は、それはその子の個性から来るものだと考えられます。
子ども自身が、「話さなくても、周りがわかってくれるから良いや」なんて考えているのかもしれません。また、子ども自身が慎重な性格で、なかなか言葉が出ないということもあります。このタイプの子は、頭の中で、言葉をいっぱいためているので、一言話し出したら、一気に言葉が出てくることがあります。
たとえば、ママがゴミを渡して「ゴミ箱にポイしてね」と言ったとき、ちゃんとポイして来たり、頼んだものを取って来てくれたり、絵本などで「ワンワンはどれ?」と聞いたときに指さしをするのであれば、そこまで心配することはありません。
それから、ママがあまり子どもに話をしなかったり、あまり外に出る機会が少ないなど、言葉に触れる機会が少ないと言葉に遅れが出ることもあるようです。言葉の遅れが、どうしても気になるのであれば、市の保健センターなどで相談してみると良いアドバイスがもらえるはずです。
受け身のコミュニケーションが多い
テレビやスマホの画面ばかり見せるのも、言葉の遅れの原因だと言われています。子どもが大人しくしてくれるので、ついついテレビやスマホに頼ってしまうのは、わかりますが、テレビなどは、子どもは、ただ受け身で聞いている相手からの一方的なコミュニケーションなので、子どもの言葉の発達にはつながらないのです。
耳の病気によるもの
耳の聞こえが原因の場合もあります。以前に中耳炎を経験していたりしたときに、中耳炎から滲出性中耳炎などになっていることがあります、滲出性中耳炎は痛みがないので気が付きにくいのですが、放っておくと、難聴になってしまう事があります。
子どもの言葉が遅い時は、一度、耳鼻科などで耳掃除のついでにでも相談してみても良いかもしれません。
発達障害などが原因
発達障害などの場合も、言葉が遅いということがあります。自閉症などの項目にもあるので、ママは気になるところだと思います。障害がある場合は、目が合いにくいなど他にも症状があることがあります。もし、ママが気になるようなら、専門家に相談をしてみて下さい。
言葉を育てるには?
我が子が言葉が遅いなとママが感じたとき、発達障害などを疑う前に、子どもの言葉を引き出す方法を試してみませんか?
では、子どもの言葉を引き出すために、何をしたら良いのでしょうか?
言葉を引き出すために効果があるとされている方法を、詳しく紹介します。
たくさん話しかけてコミュニケーションを
子どもの言葉を引き出すには、周り、特にママとのコミュニケーションが効果的です。子どもに、どんどん話しかけて下さい。
子どもの目線に立って、一緒に見たもの、例えば犬がいたなら、「はら、わんわんがいるね~、わんわん可愛いね~」と言ったり、子どもがリンゴを欲しがった時に「リンゴだね、リンゴ食べる?、リンゴ美味しいね」など、具体的に言葉にして話しかけて下さい。
また、子どもが楽しそうにしていたら、「楽しいね~」「嬉しいね~」と声をかけてあげると、「あ、これが楽しいってことなんだ!」と学習していきます。
また、少しでも言葉が出て来た時に、子どもが何かを伝えたそうにしているときに、子どもの要求は、ママならなんとなく分かると思いますが、先回りせず、「どうしたの?何が欲しい?」と、少し子どもの言葉を待ってみるのも良いですね。
絵本の読み聞かせをしてみる
最初は、果物の本や、動物の本など、簡単なもので良いので、お子さんが好きそうな絵本を選んで、読み聞かせをしてみて下さい。
動物の本なら、絵本のキリンを指さしながら、「これは、キリンさんだね~お首が長いね~。」など、絵本の絵について、お話ししながら読んであげます。お話の本なら、「ネコさんねんねしてるのかな?」など、楽しみながら読み進めてあげて下さい。
面白おかしく読んであげると、子どもも、食いついてきます。ポイントは、感情をこめて上手に読み聞かせなくても、とにかく、ママも楽しんで読むこと。ママが楽しかったら、子どもも楽しいです。手遊びなどの歌の絵本も売っているので、一緒に歌ったり踊ったりしてみると良いですね。
療育という選択
いろいろ試してみたけど、それでも、なかなか言葉が出ないと言うときは「療育」という方法も視野に入れてみても良いかもしれません。もしかしたら、健診などで言葉の遅れを指摘された際に話が出たという方もいるかもしれません。
療育と言われると、「うちの子は発達障害なの?」と不安になってしまうかもしれませんが、療育中に問題がないことがわかることもあります。それに、発達障害があったとしたら、早めに療育を始めることは、とても良い事です。また、療育に通ったからと言って、子どもの経歴に残ったり、影響は全くありません。
療育施設は、施設によって違うかもしれませんが、母子通園のところが多いかと思います。ママと一緒に手遊びしたり、遊んだり、また、言語の専門の先生もいたりして、言葉を引き出すためのアドバイスや子どもへの接し方なんかも学べます。
それから、療育に来ている、他のママさんも同じ悩みを抱えていますから、仲良くなれるかもしれません。
「療育」だからと身構えず、幼稚園や保育園に行く前の、準備のための療育だと思うと気持ちが楽になりますよ。
最後に
子どもには個性があります。同じ家で育つ兄弟でも、それぞれに個性があって、発達の早い遅いも違います。
子どもの言葉が遅くても、焦って言葉を話させることはありません。その子のペースにママも合わせて、ママ自身も楽しんで、子どもと関わってみて下さい。今は、まだ話さない子も、気が付いたら、うるさいくらい喋るようになって、今度は「ちょっと静かにしてて!」なんて思っているかもしれませんよ。
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