本記事では、投入時に発泡するという特徴出来な入浴剤であるバブの正しい使い方と、正しい使い方で得られる効能についてまとめています。今まで泡が出ているときに入浴していた人も、意外な事実に驚かれるかもしれませんよ。
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花王のバブ・正しい使い方
バブ、というと、お風呂に入れた直後からシュワシュワと炭酸ガスの泡が出ますね。「炭酸ガスが効く」と言われると、その泡が出ている間にお風呂に入らないと、その効果が無いように感じてしまう人がとても多いようです。
しかし、バブの本当の効果を享受するためには、錠剤が残らず溶け切ってしまうまで待つ必要があったのです。バブの包装にも使用方法として、溶け切ってから入浴するようにとの旨が明示されています。
バブの効果はその炭酸ガスによる温浴効果にあります。天然の炭酸泉と同じように、お湯に溶けた高濃度の炭酸ガスが、皮膚を通して作用し、血流の増加などの効果を発揮します。錠剤が溶けている途中よりも、溶け切ってからの方が炭酸ガスの濃度が高く、より効果を実感できるという事なのです。
時間を置くと炭酸ガスが抜けてしまう
錠剤が溶け切るまで待って入浴するのが良いとわかりました。では、一度溶けた炭酸ガスは、どのくらいの時間まで有効な濃度を保っていられるのでしょうか?その答えは、概ね二時間程度のようです。
二時間以内に入浴をすることで、炭酸風呂の特徴である小さな気泡が全身を包み込み、血流を増加させる効果を発揮します。また炭酸風呂はあまり高温になると早くガスが抜けたり、有効成分が壊れてしまうため、38~40℃程度のぬるめのお湯を使うのがベター。
炭酸風呂はぬるま湯であっても血流が増加するため、身体の芯まで充分に温めることが出来るのです。
炭酸ガスによる効果
天然の温泉でも入浴剤でも、そこに含まれる炭酸ガスの濃度によっては程度の差こそあれ、同じような効果を得ることが出来ます。炭酸ガスは血流を増加させる効果が代表的ですが、以下にその効果をまとめてみます。
- 血行不良の改善(冷え性、血行障害の改善
- 高血圧などの改善
- 肩こり、腰痛、筋肉痛などの緩和
- 自律神経の安定
- 美容効果
このように多くの効果が認められる炭酸風呂。弱酸性のお湯になるため、美容効果も期待できます。ヨーロッパでは、血管の拡張によって血圧が下がり心臓への負担を減少させることから「心臓の湯」とも呼ばれています。
一時的にこうしたお風呂に浸かることでも効果は見られますが、慢性化した疾患や疲労については、継続して入浴することが重要です。入浴剤の使用を続けるのも効果的ですが、疾患に対する改善効果を期待するなら、医師の指導の下、炭酸泉を使った湯治もとても有効であると言えるでしょう。
家庭用入浴剤の使用上の注意
バブに限らず多くの入浴剤に共通する注意点として、他の入浴剤と混合して使わないことが挙げられます。一度に多くの効能を得たいと思うのはわかるのですが、複数の入浴剤を入れてしまうと、それぞれの成分が効果を打ち消してしまったり、肌へ悪影響を与える物質が生成されたりする危険があります。
また、混ぜて使うことで入浴剤成分の濃度が高くなりすぎ、残り湯を洗濯に再利用する際にも影響が出てしまう恐れがあります。
入浴剤に限らず、あらゆるものに共通することですが、メーカーからの注意書きをきちんと読み、正しい使用法で使ってこそ安全に、かつ最も高い効果が得られるということを覚えておきましょう。
まとめ:炭酸ガスが特徴の入浴剤・バブ
家庭用の入浴剤でありながら炭酸風呂が楽しめる入浴剤、バブ。お湯に投入した直後から発泡するのを目の当たりにして、その使い方を多くの人が誤っていたことと思います。本記事を参考にして正しい使い方を実践し、炭酸風呂の効能を全身で感じてみてください。
全身に細かい気泡が付着し、お湯に浸かっているところとそうでないところの皮膚の色が異なることに気づくでしょう。
これこそが炭酸ガスの効果ともいえる血流改善がなされている証です。全身の血のめぐりを改善することで、疲れにくくなったり、冷え性が改善されたりします。こうした入浴剤を効果的に使い続けることで、心身共に健康な状態を維持していきましょう。
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