「うちの子は可愛い!」「こんなことができるなんて、うちの子って天才ね!」なんて、親なら何度も思いますよね。でも、それを口に出してしまうと「親バカ」なんて言われてしまったり・・・。
「親バカ」って言うと、ちょっと良いイメージじゃない感じがしますよね。でも、「親バカ」って悪い事じゃないのです。実は親バカは子どもに良い影響を与えて、子どもの可能性を、伸ばすことができるのです。もちろん、そうでない「親バカ」もありますが・・・。
今回は、子どもを伸ばしてあげられる親バカの特徴と、それが子どもにどんな影響を与えるのかをまとめてみました。
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目次
親バカって・・・?
親バカの一般的なイメージとしては、我が子が可愛いあまり、その気持ちが暴走してしまう親という感じですよね。
例えば、SNSなどに子どもの画像をUPしまくったり、幼稚園などの行事の写真販売で隅っこにでも我が子が写っていれば、買ってしまって大量になってしまったり、とにかく我が子が可愛くて仕方がない!そんな我が子への愛情が有り余っている親を「親バカ」なんて言いますよね。
親バカという言葉だけ聞くと、良い印象はありませんが、実は子どもの可能性を伸ばす力を持っているのが親バカなのです。
「親バカ」と「バカ親」の違いは?
「親バカ」と「バカ親」言葉も似ているし、一般的なイメージとしても同じ意味にとられがちですが、子どもに与える影響は、かなり違ってきます。
「うちの子は可愛い!」「お絵かき上手ね!」など、どんな小さなことでも親が喜んで、たくさん褒めてくれることは子どもにとって、とても嬉しい事です。それを言葉にして伝えることで「自分を認めてくれた!」と子どもの自信につながります。
そうすることで、親子の信頼関係ができて、子どもの中で自己肯定感が育まれます。自己肯定感が高くなると、人生の中で何かの壁が立ちはだかっても自分の力で超えていくことができる、心の強い子に育っていくのです。
自己肯定感と親子の信頼関係が育つ・・・親バカは子どもに良い影響をあたえます。
一方で、幼稚園の発表会などで我が子が主役じゃないからと苦情を言ったり、子どもがお店で走り回って人にぶつかったりしても謝らずに逆切れして来たりと、我が子しか見えずに非常識な行動をとってしまう親のことを「バカ親」言います。
親のこういった非常識な行動を見て育った子どもは、他人に迷惑がかかる行動を改めようとしないため、周りから浮いてしまう事があります。
また、子どもが何かにチャレンジしようとしたときに、子どもが失敗するのを親の方が恐れて、必要以上に口を出したり辞めさせたりしてしまうことも子どもが伸びていきチャンスを奪ってしまう事になります。こんな「バカ親」の行動は子どもにとってデメリットでしかありませんよね。
子どもを伸ばす親バカの特徴は?
では、「バカ親」ではない子どもを伸ばしてあげられる「親バカ」の特徴を見ていきましょう。
子どもの長所を見つけるのが上手
今、「お子さんの良いところをあげてみて下さい」と言われて、いくつあげられましたか?「長所より短所の方が多くあげられる」なんて親御さん、多いのではないでしょうか?毎日、子どもに関わっていると短所ばかりに目が行ってしまって、良いところと言われると、パッと出てこなかったりしますよね。
短所と長所って背中合わせだったりします。例えば、マイペースでのんびり屋な子は、なんでもじっくり取り組むことができる子、無鉄砲でやんちゃな子は好奇心が旺盛で活発な子など、見方を替えれば短所と言えるものも、それがその子の良いところだったりします。
親バカの親は、子どものことをよく見ています。なので、その長所の部分を見抜くことができるのです。そして、その良いところを上手く褒めて長所を伸ばしてあげられるのです。
子どもとの時間を大切にしている
親バカは、何より子どもと過ごす時間は大切にしています。なので、仕事が終わったら寄り道せずに帰宅したり、休日は家族で過ごしたりと子どもとの時間を積極的に取ろうとします。
また、日常的なコミュニケーションも大切にして、子どもが話しかけて来たら何かをしていても手を止めて、きちんと話を聞いてあげたり、こうした小さな子どもとの時間の積み重ねをしていくことで、子どもとうまくコミュニケーションを取っていくことができます。
家庭が明るい
良い親バカの家庭は、家庭の雰囲気も明るいのも特徴です。そして、夫婦の話し合いもきちんとされていて、子どもの躾や教育に一貫性があります。パパとママで躾の仕方が違っていたら、子どもは混乱してしまいますよね。夫婦の仲が良く子どもへの教育方針が夫婦で一致させていくことは大切なことですよね。
そして親自身も人生を楽しんでいます。親が人生を楽しんでいれば、子どもも人生が楽しいものだと思いますし気持ちも安定します。
子どもの可能性を信じている
例えば逆上がりの練習で「どうせできない」と思ってやらせるより「〇〇ならできるようになるよ!」と言って取り組ませた方が、子どもも、やる気が出ますよね。子どもがチャレンジしたいとしていることは、できる限りで挑戦させてあげるのも親バカの特徴です。
そして、子どものことを信じているので、危ない事や他人に迷惑にならない限り、余計な手を出したりはしません。
しつけもきちんとしている
子どもの可能性を伸ばす親バカは、「褒める」ばかりではなく子どもへの躾もしっかりしています。危ない事、他人に迷惑がかかることをしたときは子ども自身を否定するのではなく、「いけない行動」を叱り、きちんと言い聞かせます。
そして、子どもが反省したら、反省できたことを褒めてあげるのです。叱ることと褒めることのバランスをうまく取ることができるのです。
子どもを伸ばす親バカになるには?
子どもを伸ばす親バカになるには、何を心掛けて行けば良いのか、まとめてみました。
他人の前でも我が子を褒めてあげる
日本人は、身内のことを謙遜して話すことが美徳とされていますし、我が子を他人の前で褒めることは滅多にしませんよね。たとえ我が子が褒められても「そんなことないですよ~」なんて言ってしまいますよね。
でも、特に子どもが一緒にいるときは、あえて子どもを褒めてみましょう。「うちの子って天才なの~」なんて大きなことを言うのではなくて、お手伝いを良くしてくれるとか歌がうまく歌えるとか、ちょっとしたことで良いのです。他人の前でも、親が自分を褒めてくれたと言うことで、子どもも喜びますし自信を持つことができますよね。
また他人から褒められた時も謙遜するのではなく、素直に「ありがとうございます」と受け取って下さいね。
努力を褒めてあげましょう
子どもが何かにチャレンジしてみたけど、できなかったとき、つい「できなかった事」に目が行ってしまいがちですが、ここはできなかった事ではなく、チャレンジしたこと頑張ったことを褒めてあげて下さい。
例えば、逆上がりを練習したけどできない。そんな時は「頑張って練習できたね!ここまでできたんだから、きっとできるようになるよ!」と言ってあげれば、子どもも「また頑張ろう」と思えますよね。
できたときは、できたことを認めて「頑張ったからできたんだよ!」と努力を褒めてあげましょう。そうすることで、向上心を育てることができます。
まとめ
いかがでしたか?子どもを持つ親と言うのは、みんな親バカではないかと思います。
親バカ?良いじゃないですか!我が子への愛情を出し惜しみする必要はありません。子どもに愛情を持って接してあげることと、褒めてあげることで子どもを目いっぱい伸ばしてあげられるのですから。
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