部屋が片付かないという人は多いですよね。片づけ上手になる方法はあるのでしょうか。「整理整頓」という言葉がありますが、「整理」と「整頓」は少し意味が異なります。「整理」はモノを減らすこと、「整頓」は配置して片づけることです。「整理整頓」ができない人は、まず最初の「整理」ができていない人が多く見受けられます。
まず「整理」するためにモノを減らすことから始め、上手に「整頓」することができるようになるコツをご紹介します。
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目次
なぜ部屋にモノが溜まるのか
片づけられない人の場合には、部屋にモノが溜まるのが特徴です。もったいない、後で使うから、もう少ししてから捨てるからととりあえずモノを取っておくということが多くなります。
まず、「整理」をし、モノを減らすためには捨てるタイミングを見失わないことが大切です。捨てるタイミングを失ってしまうと中々捨てられなくなったり、捨てなければいけないことさえも忘れられます。
すぐに捨てられない、また時間が経った後でも捨てられないとはどういう理由によるものでしょうか。その理由をしっかり考えてみることで、モノを溜めない、捨てられる自分になってみませんか。
捨てられない、モノへの愛着・執着
「整理」できない人は、モノを大事に溜め込んでいる場合が多々あります。他の人から見たら捨ててもいいようなモノも愛着や執着で捨てられなくなっています。例えば、洋服などを買い物した時にもらったちょっとかわいいショップの紙袋やビニールバッグは意外と捨てられないのではないでしょうか。何枚も溜めていると片づかなくなります。
何かあった時にこれに入れてもっていくからと大事に取っておくことで意外と溜まっていきます。実際にはそれ程使う機会はないのですが、「整理」できずにいる人が多いのではないでしょうか。
モノへの愛着・執着が強い人ほど収納場所がなくなるほど取っている人が多い傾向です。「またもらうからいい」「使う時に買えばいい」「もうあまり使うことはない」ときっぱりと思い切ってしまえばいろいろなモノを捨てることができて片づきます。
単純に面倒くさがってしまう
また、単に面倒くさいという理由だけで捨てていない人もいるでしょう。後で捨てようと思っていたというモノが溜まってしまっている人がいます。そして、そのうちどれがいるモノなのかいらないものなのかわからなくなってしまいます。
郵送物などはその時に処理をしないと後でわからなくなって溜まってしまうことが多いのではないでしょうか。その場で捨てるかどうかの決断をした方が「整理」でき、先延ばしにすればするほど時間や手間がかかってしまうことになります。
要るモノ、要らないモノを決められない
また、「整理」できない人の中には、要るモノ、要らないモノを決められない人もいます。大事に残してあるので「これは要るの?」と聞いても「うーん、どうしようかなあ。使うかもしれないし・・・。」などと決断できないとどんどんいろいろなモノが溜まっていきます。本当は要らないモノも取っておくことになります。
そうした場合に、要るモノ、要らないモノを決めることができる人に片づけの場に一緒にいてもらうこともいい方法です。決めることができる人と一緒なら捨てる判断もできるようになります。
とても忙しく片づける時間がない
これは、言い訳かもしれませんが、仕事などが忙しくてモノがたくさん溜まっていくという人もいるでしょう。「整理」する時間がないからできないというのが理由です。
片づけは最初に時間を作らないと、その後にはもっとたくさんの時間が片づけのために必要になっていきます。実際には最初にすぐ片づけた方が時間が短くて効率的と言えます。溜めて片づける場合には、期限を切って、1週間で片づける、1か月で片づけると片づける日程を決めておきましょう。
もしくは、どんなに忙しくても10~15分の余裕はあるでしょうから、その時間は片づけの時間にするといったような習慣づけをするのもいいでしょう。
部屋が片づかないデメリット
モノが溜まる、部屋が片づかない理由についてご紹介しましたが、実際に部屋が片づいていないとどういうデメリットが生じるでしょうか。
物探しに時間がかかる
部屋が片づいていないと多くのモノが散乱していますので、そこから探したいものがなかなか見つからないデメリットがあります。モノが多いだけでなく、「整理整頓」されていないと、多くのモノが決まった場所にないことが多く、探すのに時間がかかります。
いつもの所にないとどこを探したらいいのか、いろいろな所を多く探しますので時間がかかってしまいます。片づけの時間を面倒だと思っていると物探しが大変になります。
休まらない
それから、部屋が片づいていないと雑然としていて心が休まらないことが多いでしょう。これは気持ちの問題かもしれませんが、大きなデメリットです。長い時間過ごす自分の部屋でゆったりしたいのに周りが片づいていないことでどこかスッキリしない思いになります。
片づけたいとずっと思いながらいることもストレスになるのではないでしょうか。
ほこりがたまるなど不衛生
また、片づけないでモノを溜めておくことでほこりが溜まっていきます。大事に取っていたモノも、「整理整頓」しないとほこりをかぶってしまいます。
断捨離などでモノがない生活をしている人などはほこりも少ない部屋になっています。何故かというと、モノが少ないため全部収納できてしまい、部屋にモノがあまりない状態になり掃除がしやすいからです。掃除の際にどけて掃除をするといったこともする必要がなくなります。部屋がスッキリしていると掃除も楽で衛生的です。
部屋が狭く感じ、自由に使えるスペースが少なくなる
片づいていないと物理的に当然部屋が狭くなります。本当は広い部屋もゴチャゴチャしていることで狭く感じます。モノがきちんと片づけられる場所になく、はみ出している状態でモノがない自由な空間が少なくなります。
片づけることで自由に使えるスペースも広がり、部屋でいろいろなことができるようになります。活動的にもなるのではないでしょうか。広いスペースで運動してみたり、スッキリした部屋に何かを飾ってみようというゆとりにもつながりますよね。
人を招きたくなる部屋になる
部屋が片づいていると人を招いたりもしやすくなります。「部屋が片づいてなくて・・・」と言うこともなく、友人を集めたりもでき、人にも自慢したくなる部屋になるでしょう。
こうして見てきますと、部屋が片づいていないと様々なデメリットが生じることがわかってきます。片づいていないということで心のゆとりもなくなってしまいそうで、活動的にもなれないこともあるのではないでしょうか。
モノを「整理」するコツ
部屋をスッキリさせるためには、モノをまず「整理」することが大切です。「整理」するために、引き出しの中や散らかっているものをまず一度全部出して広げることも重要です。
全部でどれだけのものがあるのかを把握して全部一つずつ「整理」していきます。全部を出すこと自体、とても面倒かもしれませんが、一度出してみることで最初からきちんとした「整理」をすることができます。
そして、そこから本当に要るモノと要らないモノに分けます。この時に第三者にいてもらった方がよく「整理」をすることができます。自分では要ると思っても他の人が「これは要らないよ」と言ってもらうことで「整理」しやすくなります。
最後の使用から一定期間過ぎたら捨てよう
また、「整理」する際の基準は、最後の使用から一定期間が過ぎたら捨てることです。ただし、モノによってその基準は変えます。
1週間経ったら捨てる、1か月経ったら捨てる、半年、1年経ったらとモノによって捨てる時期を決めておきましょう。かさばるものはできるならば早めに捨てるように決めておくといいでしょう。本や雑誌は1か月経って読まないなら捨てる、洋服は1年着ないなら捨てるなどと決めておきましょう。
それに従って1か月に一度本や雑誌の整理をする日を設け、洋服は1年に一度衣替えの時などにこれまでの服を全部出して整理するといいでしょう。それをやることで「こんな洋服があったんだ」と発掘したり、「これはもう着れない」といったことを判断する機会になります。
オークションやネットショップに出す
洋服ならば、「整理」して要らない服は、オークションやネットショップに出しましょう。フリーマッケートに出すのもいいですよね。最近では画像を撮って簡単にオークションなどにも出すことができます。
捨てるのは嫌でも少しでもお金になれば片づけようという気分にもなるのではないでしょうか。
本屋ブログも参考に
本についての買取については本屋ブログも参考にするといいでしょう。どんな本が買い取ってくれるのかを情報を掴みましょう。タダ同然のように安くても本を処分すると思って古本屋さんに引き取ってもらうのもいいでしょう。
モノを「整頓」するコツ
モノを「整理」して要るモノ、要らないモノに分けたら、次にモノを「整頓」することが大切です。「整頓」は、配置して片づけることで、「整頓」にもコツがあります。上手に「整頓」することで片づいているという印象を強くしてくれます。
モノを「整理整頓」する手順は、まず全部を出す→そしてそれを分ける→「整理」して減らす→「整頓」してしまうということになりますので、最後の「整頓」もとても大事です。
系統や種類で収納する
「整頓」では、配置して片づけることになりますが、この「配置して」ということが重要です。どこに配置するのかをきちんとしておくと散らかった印象ではなく整然として片づけられたことになります。本はここ、書類はここなど統一した場所があればきれいに片づけられます。例えば、本と雑誌は大きさも紙自体も違いますのできちんと分けて収納します。
家具やインテリアに合わせた配色の収納を
またどんなに片づけても統一感のない印象のこともあるでしょう。それをなくすためには、家具やインテリアに合わせて配色を考えた収納も大切です。
キッチンならば、清潔なホワイト収納がおすすめです。ホワイトの収納ボックスや透明のボックスに色を統一して収納します。また、リビングでの収納でしたら、家具に合わせてキャビネットなどの木目の色に合わせたものに収納するのも整然とした印象にしてくれます。
部屋やモノに合わせて収納を工夫
・キッチンの食品や調味料の収納の工夫は
キッチンは食品のストックや調味料などの小物も多いために細々とした収納をどうきれいに見せるかが大切です。食品のストックは、中身が見えるように透明のカゴや取って付きのものに入れて取り出しやすくしておきましょう。
調味料は、同じ容器に入れなおして整理して並べるのが一番スッキリした収納です。スペース的にも同じ容器で揃えることで収納場所の無駄もなくなります。
・クローゼットの洋服の収納の工夫は
クローゼットの収納の工夫も洋服をまず分けることから行いましょう。季節ごとに服を分け、その中でいつも着る服、何かの外出のための服、休日に着る服、運動する時に着る服、寛ぐ時に着る服などと用途によって分けておくと便利です。
それぞれにボックスなどに分けて入れたり、掛ける場所を分けておくとすぐに洋服を取り出すことができて探すことが少なくてすみます。
・子ども部屋のおもちゃの収納の工夫は
特に散らかりがちな子ども部屋などは、収納するというよりは分けるといったことを重点に置き、おもちゃなどを子ども達が自分で片づけやすいようにしてあげることが大切です。大きなバスケットなどにそのまま収納できるようにしてあげましょう。
また、おもちゃも種類別に整理して入れられるようにしましょう。例えば、ぬいぐるみは赤いバスケットに、小さなゲーム機などは黄色のバスケットになど色分けで片づけを決めておくと整理しやすいですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。お部屋の片づけ上手になるコツは、まず「整理」して捨てるべきものを捨てること、そしてモノが適量になってからそれを「整頓」して配置を決めて片づけることです。
モノを配置する場所を明確にしておくことによってその場所にきちんと収納することができます。また配置もきれいに見えるような統一感が大切です。周りの家具と統一したり、部屋のインテリアにマッチしたものにすることできれいに整然と見えます。
「整理整頓」された心休まる部屋を目指して頑張りましょう。
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