洗濯機の平均寿命と寿命をのばす方法

毎日使う洗濯機。実は寿命があるって知っていましたか？毎日使うからこそ、お手入れが大切になります。洗濯機が壊れてしまうと、洗濯物がどんどん溜まってしまいますよね。仕事やプライベートで着る服もなくなってしまいます。

今回はそんな洗濯機の寿命と、少しでも長く使えるコツをご紹介します。ずっと使い続けるために必要なことを、今覚えておきましょう。長く使うことでエコと節約にもなります。

洗濯機の寿命は何年？

洗濯機を見ると「標準使用期間8年」と書かれている場合がほとんどです。これはほとんどのメーカーでは8年間が保証期間となり、それを過ぎてしまうと保証ができなくなることから来ているようです。最近ではこの期間が7年へと短縮されています。

また10年を過ぎると故障する確率がグッと上がってしまいます。故障をするとその修理のために部品などが必要になりますが、型が古いとその分の部品の調達が難しくなることもあり、8年が一種の目安となっています。しかしこれは縦式の全自動洗濯機の場合の寿命です。

最近ますます人気のドラム式洗濯機では、年数ではなく回数でその寿命を計ります。回数では2,500回くらいが目安で、多くても3,500回です。これを年数に換算すると多くて9年ほどです。他の電化製品では、エアコン13年となり冷蔵庫は10年前後と言われています。約10年で買い替えと言われることを考えると、電化製品の中でも洗濯機は寿命が早く来ます。その分少しでも長く使いたいですね。

洗濯機の故障の原因

洗濯機の故障の原因はいくつかあります。まずは洗濯後、ピーピーという音が鳴りすすぎができないというものです。これは排水ホースに糸くずが溜まって水を排出出来ないために起きます。水を外へ出さないと、水が入ったまま高速で洗濯物を回すことになり大変危険です。なのでこのような音を出して、次の工程へ進めないようにしています。このときには排水ホースを抜いて、ゴミが溜まっていない確認をしましょう。

次に脱水の工程の前にピーピーという音がして水が溜まったまま脱水の工程へ進まないということです。その水が満水に近い場合は、洗濯機の中に付いている排水弁の故障が考えられます。水が半分以下の場合は排水ホースに糸くずなどのゴミが溜まっているかもしれません。

一度ホースを抜いてゴミを取り除いて下さい。また排水ホースに何か重い物を乗せており、つぶされていないかを見て下さい。次に排水ホースが高い位置へ排出するような構造になっていないかを見て下さい。これらを確認しても水が排出されない場合は洗濯機の中が故障しています。

これら2つの他に、部品の交換寿命がきて不調になるケースがあります。この場合はその部品を取り換えれば洗濯機自体を使い続けることが出来ます。

洗濯機の寿命をのばすには？

洗濯機の寿命をのばすにはいくつかのコツがあるのでご紹介します。

洗濯物を入れ過ぎない

一度で全て洗ってしまいたいからと、少し多めに洗濯物を入れていませんか？洗濯機は適量を見極めて、それに合った洗濯をしてくれます。そのため多めに入れると負荷がかかります。一度なら良いですが、これが何回も何年も続くと負荷がかかり続けることになるので故障の原因となります。手間ではありますが、適量かそれよりも少ないくらいの洗濯物で洗いましょう。何回かに分けた方が結果的には長く使い続けることが出来ます。

蛇口を閉める

今の洗濯機は洗濯機自体が水を出す・出さないの制御をしてくれます。しかし蛇口を開いたままにするとホースにも洗濯機にも水の負荷がかかり続けることになります。それが原因で水漏れの原因になります。この故障も多いので、使わない時には、水の栓を開け、使い終わったら閉めるというクセを付けましょう。これだけで水漏れを押さえることが出来ます。

定期的なメンテナンス

洗濯機を買ったときに付いている取扱説明書には、定期的なメンテナンスについての記載が必ずあります。洗濯機用の洗剤も売っていますが、まずは購入する前にどのくらいの頻度でどういった洗剤が適しているのかを確認しましょう。

洗濯機をきれいに使うために使用した洗剤が、実はその洗濯機に合っていなかったので寿命が縮まったということもあります。向き・不向きがあるので確認しましょう。また洗濯機のメンテナンスを怠ることも多いですが、カビが繁殖して洗濯をしてもカビが洗濯物についてしまうこともあります。あまりひどいと洗濯用洗剤を使用しても全部取りきれないので、こまめに行いましょう。

洗剤や柔軟剤は少なめに

洗剤や柔軟剤は入れれば入れるほどきれいになるという物ではありません。今の洗濯機は有主なので、少し少なくても十分きれいになります。洗剤などの入れ過ぎはすすぎを十分に出来ずに衣類を傷めてしまうだけではなく、洗濯機内部の痛みの原因にもなります。少し少なめにすることですすぎのときに内部についた洗剤もきれいにすすいでくれます。これを心がけましょう。

まとめ

洗濯機は説明書通りに使えばある程度長く使い続けることが出来ます。ちょっと横着をするとそれらが洗濯機にとって負担になってしまうので、長く使うためにもしっかりと使い方を守りましょう。壊れたからとすぐに替えるには少し高価な電化製品。手間でも丁寧に使い続けられると良いですね。標準試用期間よりも長く使うことを目標にしましょう。

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