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手荒れとおさらば!ヤシノミ洗剤のススメ

日々の家事仕事で手先が荒れてしまう人にオススメしたい洗剤が、ヤシノミシリーズです。その名の通りヤシノミ由来の植物性の成分のみで作られており、洗浄に不要なものは入っていません。無色透明・無添加の、人に優しい製品です。

洗った後の排水さえも微生物が分解してしまうという、地球にも優しいヤシノミ洗剤。1971年の誕生以来、ずっと同じコンセプトで現在に至ります。この記事でもっと詳しいことを知って、人にも地球にも優しい日常を始めてみませんか?

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ヤシノミ洗剤とは

では改めて、ヤシノミ洗剤についてご説明します。「人と地球にやさしい」をコンセプトに作られているヤシノミシリーズは、使用する人や排水後の地球環境のことを考え、誕生以来、無香料・無着色にこだわっています。製造・販売しているのは、サラヤ株式会社です。

サラヤとヤシノミ洗剤

ヤシノミ洗剤を開発したサラヤ株式会社は、1952年に創業しました。創業者の生家は三重県熊野市で林業を営んでいました。豊かな自然がすぐそばにある環境で少年時代を過ごし、その時に深く心に刻まれたのが、自然を大切にする思いです。それはサラヤの経営理念にも直結しています。

野菜や果物も洗える!

ヤシノミ洗剤は食器のみならず、野菜や果物も洗うことが出来ます。表面についた農薬やワックスなどを洗い流したいときに使っている人が多いようです。
無香料のため、洗剤のニオイが素材にうつらないのも助かりますね。

食品を洗う際は、流水で30秒以上、ため水の場合は水をかえて2回以上すすぎましょう。また、つけおきの場合は5分以上放置しないように気をつけてくださいね。

歴史

ヤシノミ洗剤の前身となっているのが、1971年に誕生した業務用洗剤「サラヤニューSS」です。石油系の合成洗剤ばかりだった時代に生まれた植物原料の洗剤は、全国の学校や事業所などで愛用されました。

そんな中、常に水仕事をしている給食センターの職員の間で「手が荒れない」と大きな話題となります。そして「家庭用洗剤はないの?」という多くの声が上がったことを契機に、家庭用のヤシノミ洗剤が生まれました。

販売当初から無色透明だったヤシノミ洗剤は、その高品質を更に対外的にアピールするために、1980年、ボトルを無色透明のものに変更します。

更に、1981年には、家庭用食器洗剤で業界で初めて、ボトル式のポンプを採用します。置いたまま使える手軽さと、飛び散りを防ぐための工夫などの改良が功を奏し、多くのお客さんに受け入れられました。

1982年には、日本で初めて詰替パックを発売します。今でこそ当たり前になっていますが、当時の食器用洗剤は全て使い捨て。ゴミを多く生む結果となっていました。
そんなゴミの圧縮と資源の節約に対応したサラヤは、食器用洗剤で初めて詰替パックを発売することになったのです。

そして、中身を詰め替えてより長く使ってもらえるようにボトルデザインを更に工夫したり、少量のミニボトルをセット販売したり、詰替パックをオススメするメッセージボトルを販売したり、と、ユーザーを飽きさせない工夫を続けてきました。

ボトルの進化は90年代になっても続き、1993年、インテリア性を意識したステンドグラス風のデザインが採用されます。無色透明なボトルにカラフルなイラストが映えるデザインは、長く愛されることとなりました。

また、詰替パックも進化を続け、1997年には「詰替えラクラクパック」が販売されます。詰め替える際にこぼれてしまうというウィークポイントを改善すべく、注ぎ口に3本(×2)のリブをつけて、注ぐ時に安定する構造となりました。使い捨てから脱却し、環境に配慮したサラヤならではの商品ですね。

そして、2001年には「ヤシノミ洗剤洗たく用」が仲間入りを果たします。食器用と同じく植物系の洗濯洗剤は、ナショナルブランドとしては初めての取り組みでした。

2004年からは、ボルネオ環境保全を支援していく活動を開始します。ヤシノミ洗剤に使われるパーム油の主要生産国のひとつ、マレーシア・ボルネオ島などでは、熱帯雨林を伐採してプランテーションを拡大し、パーム油の生産を続けてきました。

パーム油は今や化粧品や洗剤にとどまらず、85%が食用として使われています。具体的には、揚げ物の油やインスタント麺、チョコレートなど、私達の身近なところにも多く使われているんですよ。

そして、この需要の拡大が、生産国における環境・社会問題を引き起こしてしまっているのです。サラヤではこれらの問題に目を向けて、各種団体と協力しながらボルネオの環境保全活動を実施しています。

具体的には、下記のような内容です。

  1. 緑の回廊プロジェクト
    アブラヤシ農園によって消失した、かつて熱帯雨林が生い茂っていた土地を買い戻し、分断された森を再び繋げる活動です。
  2. 命の吊橋プロジェクト
    農園の拡大によって森が分断され、そこに住むオランウータンが隔離されています。対処法として吊橋をつくり、分断された森を繋げて命も繋げる取り組みです。
  3. 動物の救出プロジェクト
    農園の拡大によって生息地を追われたり、人間の罠で傷ついた動物たちを、現地の野生生物局と協力して救出・治療した後、森へ返す取り組みです。
  4. RSPO加盟・認証制度の普及
    2004年に設立された「持続可能なパーム油のための円卓会議(Roundtable on Sustainable Palm Oil)」のことです。サラヤは日本籍の企業としては初めて加盟し、パーム油産業のルール作りや、その普及などに努めています。

2007年からはヤシノミ洗剤シリーズの売上1%を使い、ボルネオ保全トラスト(BCT)の支援活動も始めました。

2009年には、シリーズに「ヤシノミ泡ハンドソープ」が仲間入りします。無香料なので、おにぎりや野菜などの食材に直接触れても気にならないのが嬉しいですね。

2016年には、ポンプ式ボトルがリニューアル。さらなる使いやすさと透明感を追求しています。また、ヤシノミ洗剤に洗濯用と柔軟剤が仲間入りを果たします。これらは医師の確認済み商品にも認定されました。

今後も更なる進化を続けるであろうヤシノミ洗剤ですが、その根幹は変わることがありません。

バリエーション

ヤシノミ洗剤シリーズは、現在、下記製品が発売されています。

1.野菜・食器用 ヤシノミ®洗剤

1971年の誕生以来、長く愛されているロングセラー商品です。その秘密は勿論、人にも環境にも優しいから。無色透明と無着色は、植物性由来の洗剤でも特に品質が高いことを証明しています。食器から野菜まで、キッチンにあるものを奇麗にすることが出来ますよ。

皮ふ刺激テスト済みですので、手肌が弱い人も安心して使うことが出来ますね。(全ての人に皮ふ刺激はおきないわけではありません)ポンプ式なのでワンプッシュで適量を出せるのも便利ですね。

2.野菜・食器用 ヤシノミ®洗剤プレミアムパワー
通常は16%の洗浄成分濃度を26%まで引き上げ、油汚れに強く、より強力に汚れを落とすことが出来ます。それでも、人と環境に優しいことは変わりません。皮ふ刺激テストをクリアした無色透明・無着色は健在です。

また、ボトルデザインがグッドデザイン賞を受賞しており、インテリア性への強いこだわりも伺えます。デザインを手がけたのは、世界で活躍するプロダクトデザイナー、村田智明さん。現代のシステムキッチンにもマッチするクールな見た目も特徴ですね。

3.洗たく用 ヤシノミ®洗たく用洗剤コンパクトタイプ
ヤシノミ由来の植物性洗浄成分『ツインパワーノニオン』が、油汚れを見つけてしっかり洗浄してくれます。その実力は、使用した人の97%が洗浄力に満足し、更に継続して使っていきたいと回答したアンケート結果からも明らかですね。

特に赤ちゃんや子どもの衣服を頻繁に洗濯するお母さん世代の支持を集めているようです。無香料・無着色なので肌に優しく、蛍光増白剤や漂白剤も無配合ながら、ニオイの原因菌の除去率が99.99%という脅威の実力。洗濯後の生乾きを残さず、節水・節電につながるすすぎ1回にも対応しています。

子どもから大人まで、家族の衣服を優しく確実に奇麗にしてくれますよ。

4.洗たく用 ヤシノミ®柔軟剤
近年の柔軟剤は香り付けをするものが主流になっていますが、ヤシノミ洗剤の柔軟剤は、無香料・無着色にこだわっています。通常は使い続けると吸水性がおちてしまう柔軟剤ですが、ヤシノミ柔軟剤は柔軟性に優れた成分と吸水性の低下を抑える成分をバランス良く配合しています。

そのため、ふんわりした仕上がりと優れた吸水性の両立を実現しました。「医師が推薦する無香料の柔軟剤」にも選ばれていますので、赤ちゃんの衣服などに使える柔軟剤を探している人にオススメです。

5.ハンドソープ ヤシノミ®キッチン泡ハンドソープ
水仕事で手が荒れてしまう人のことを考えて、植物性由来のアミノ系洗浄成分をつかった、弱酸性のハンドソープです。ステンレス製のキッチンツールを傷つけないのも嬉しいですね。泡タイプなので手軽にワンプッシュ、すすぎもラクラクです。

料理中についてしまった魚のニオイも、ニオイのもとであるアミン臭をクエン酸効果で中和して、根本的に解決してくれます。勿論無香料ですので、食材にニオイがうつる心配もありません。

 

肌への負担が少ない理由

では、どうしてヤシノミ洗剤は肌への負担を軽減することが出来ているのでしょうか。

ヤシ油

ヤシノミ洗剤の洗浄成分に使われているのは、植物原料の「ヤシ油」です。多くの洗剤に使われているのは石油系の原料です。安価で洗浄力が高いのが利点ですが、排水後、環境中では分解されにくく、自然に優しくないのが欠点です。

そのため、1970年代には全国の河川が汚染されるという環境問題を引き起こしました。

対して「ヤシ油」で作られた洗剤は、肌にも優しく、微生物によって生分解されやすいのが大きな特徴。地球環境に優しいのですが、価格が高いのがネックでした。しかし、サラヤはその企業理念に基づき、環境に配慮したヤシ油を採用して、ヤシノミ洗剤を開発・販売したのです。

1980年代になると、気候に左右されて供給量が変動してしまうヤシ油から、安定供給が出来る「パーム核油」への使用に切り替わります。当時のスタッフがインドネシアやマレーシアなどを実際に視察して、ヤシノミ洗剤の規格から逸脱しないものを選びました。

無香料・無着色

ヤシノミ洗剤の最大の特徴が、人と地球に優しい洗剤を実現したこと。合成香料や着色料を使わない「無香料・無添加」にこだわり続けています。

通常であれば合成香料で原料のニオイを誤魔化したり、着色料で変色を見えなくするのですが、ヤシノミ洗剤はそれらを完全に排斥した上で、合成香料や着色料を使わない洗剤を実現しています。洗剤では珍しく透明なボトルで販売していることからも、ヤシノミ洗剤の自信が伺えますね。

洗浄成分の濃度は16%とされています。これは、肌への優しさと洗浄力を両立した、必要十分な数値です。製品によっては濃度が異なる場合もありますが、それでも環境への配慮は十分になされていますよ。

他の洗剤との比較

他の洗剤と比較をしてみると、食器用洗剤の場合、水切れなどの基本的な内容は他の洗剤とほぼ変わらず、汚れを落としてくれます。手触りも水のようにサラサラしており、使用後も手にゴワゴワした感じが残りません。

ただ、植物性の油には問題なく使えますが、動物性の油はつけおき洗いをしておいたほうが良いようです。汚れをしっかり落としたい人は、プレミアムパワーを使うことをオススメします。

また、柔軟剤の場合は、吸水力の試験でも確かな結果を出しています。製品紹介のホームページで公開されていますので、製品の実力をお確かめください。

とはいえ、本当の評価は、実際に自分で使ってみないと下すことが出来ません。百聞は一見にしかず、ともいいますので、気になっている人はぜひ一度使ってみてくださいね。

 

まとめ

70年代から今に至るまで、使っている人と環境のことを考えてきたヤシノミ洗剤。長く愛されている理由は、変わらない優しさにあるのだと感じました。限りある資源を有効に活用して、自分にも、未来の地球に優しい生活を始めてみてはいかがでしょうか。

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