お祭りに行って金魚すくいをして金魚を飼い始めた…なんて人もいるかと思います。金魚なら散歩に行かなくても良い、うるさくないし、しつけする必要もないから楽で良いと感じます。しかし、どんなに管理がしっかりしていても時間が経てば水は必ず汚れます。水槽も汚れてきます。手に追えなくなる前に定期的に水槽のお掃除をしましょう。ポイントさえおさえれば、誰でも簡単に出来ます。
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水換えをしましょう
どんなに管理が行き届いている水槽でも、水は確実に汚れていきます。ろ過装置が取り付けてあっても、エサの食べ残しや金魚の排泄物等で水質が少しづつ悪くなっていきます。水質が悪くなると、金魚が住みづらい環境になってしまいます。なので、定期的に水替え・掃除が必要になるのです。
1~2週間に一度(少なくても月に1回)は水換えをしましょう。ついでに簡単な掃除もしましょう。水換えと言っても全ての水を換えるのではありません。今入っている水量の1/3くらいの量を交換します。
水換えの前に、新しい水を準備しておきます。新しい水とは『カルキを抜いた水』です。数日前から汲み置きしておいた水または市販されている中和剤を入れてカルキ抜きをしておきましょう。
■ 腕・手を綺麗に洗ってから作業にとりかかりましょう。
■ ガラス面についたコケ等をそぎ落とします。
■ 水槽の水を(専用ポンプがあると便利)で1/3くらい抜き取ります。この時、ゴミも一緒に吸い出すようにしましょう。また汚れは下の方に溜まるので、下の方から水を吸い出しましょう。
■ 新しい水を入れます。水槽の水温と同じくらいの温度にして入れましょう。
水槽の水は、一度に沢山交換したり、冷たい水を使うには絶対にやめましょう。水槽の水の中には有益なバクテリアが繁殖しています。このバクテリアは水を綺麗にしてくれています。バクテリアがいないとなると、コケが生えやすくなり、水質汚染につながってしまいます。極端な水質の変化は魚に大きなストレスを与えてしまいます。気をつけましょう。
こんな時はすぐに水替えを‼
定期的に水替えをしていても、水質汚染していることがあります。
□ 金魚が鼻上げ(水面でパクパクしている)しているとき
□ 水が白く濁っているとき
□ 水が臭いとき
□ エアレーションから出ている泡がなかなか消えないとき
□ えさをなかなか食べないとき
このような状態が見られたときは、すぐに水換えをしてあげてください。水質汚染しているサインです。また夏場などの水温が高いときは、水中の酸素が減ってしまい、水が汚れやすくなります。普段より水替えの回数を増やしてあげましょう。
水槽をお掃除しましょう
水槽や飼育器具も使っていると必ず汚れてきます。定期的に水槽の掃除をしましょう。周期は使っている水槽の大きさなどによって異なるので、ご自身で見極めてください…。
■ カルキ抜きした水を用意しておきます。掃除をするときには、水槽の水温と同じくらいにしておきましょう。
■ 腕、手を綺麗に洗ってから作業をはじめましょう。
■ バケツ等に金魚を移します。この時にバケツの中に入れる水は、水槽の水を使いましょう。金魚を傷つけないように優しくネットですくい、バケツに移します。
■ 金魚を移し終えたら、ろ過フィルターなどの飼育器具の電源プラグ抜いて取り出します。
■ 砂利を洗います。砂利を洗う時には、水槽の水を使って洗いましょう。水道水はカルキを含んでいるため、砂利の中にいるろ過バクテリアが死滅してしまうので注意しましょう。もちろん、洗剤は使ってはいけません。
■ 水槽についているコケをコケ取りやスポンジを使って落とします。コケ取りが終わったら、水替え用のポンプやホースを使って汚れた水を排水します。水道水で水槽の汚れを流しても大丈夫です。
■ 器具を洗います。ろ過装置は簡単に水で流すだけにしましょう。ろ過バクテリアを守るためです。できれば、先ほど排水した水槽で使っていた水をバケツなどに溜めておき、使うのがオススメです。他の器具は綺麗に洗います。
■ 水槽を元通りに戻します。砂利や器具をもどし、カルキ抜きの水を入れます。金魚を戻す際には、バケツの水も一緒に水槽に入れましょう。
コケは金魚のエサにもなります。なので、鑑賞目的で水槽の正面についたコケは落として、側面・裏面のコケはそのままにしておく方法もあります。
まとめ
水槽の掃除と聞くと「大変そう」と感じるかもしれません。でも、カルキ抜きした水を用意すれば、あとは簡単‼ 水替えは水槽の水を少し取り出して、新しい水を入れるだけ。水槽のお掃除も、水槽の水を使いながらササッと軽く水洗い。バクテリアのためにも、細かく洗わず大雑把くらいが良いのです。定期的に行えば、簡単な作業で済むんです。(大きい水槽になれば大変になるかもしれませんが。)
水槽で魚を飼っている以上、必要不可欠な作業です。金魚も大事な家族です。大事な家族のためにもちゃんと世話をしてあげましょう。
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