朝起きた時に顎が痛い、顎の周りがこわばるといった症状がある場合、それは睡眠中に歯を食いしばる傾向があるのかもしれません。
この癖は歯ぎしりの一種でクレンチングとも呼ばれます。睡眠中に歯を食いしばる、という症状は歯ぎしりのタイプでは珍しくない症状です。
睡眠中に歯を食いしばる癖は、自分ではなかなか気が付かないこともあります。
また音がしないため、周りの人からも気づかれない場合が少なくありません。そのために、症状が悪化してしまうことがあるでしょう。
睡眠中に歯を食いしばると、先ほども述べたように顎が痛くなる、こわばる、といった症状が表われることがあります。それに加えて歯が痛くなる、欠ける、割れる、咬筋の発達のためにエラが張ってしまうといった症状が表われることもあります。
また肩こりや頭痛の原因となることもあります。睡眠中に歯を食いしばる癖がある場合、それをしっかり解消しないなら、体のあちこちに不調をきたす原因になるかもしれません。
では、睡眠中に歯を食いしばることがないようにするために、どのような対策を行なうことができるのでしょうか?
この記事ではその点について役立つ事柄をご紹介してみたいと思います。是非参考にしてみてください。
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目次
睡眠中に歯を食いしばってしまう癖の対処法5つ
睡眠中に歯を食いしばる、という症状は歯ぎしりの一種ですが、歯ぎしりにはまだよくわかっていないことがたくさんあるため、睡眠中に歯を食いしばるという癖を解消する方法も人によって異なることでしょう。
では具体的にどのような対策を行なうことができるのでしょうか?幾つかご紹介してみたいと思います。
ストレスを溜めない
歯ぎしりはストレスによって引き起こされると言われています。睡眠中に歯を食いしばるという癖も同じ理由から起きることでしょう。
ですから、ストレスを体に溜めすぎないようにすることが大切です。忙しい毎日を送っていると、ストレス解消のための時間を取ることを難しく感じるかもしれません。
しかし、毎日この時間だけはリラックスするというように予定を立てて、ストレス解消を行なうようにしましょう。
このようにするなら、睡眠中に歯を食いしばるという癖を解消するために助けになるでしょう。
寝る姿勢の調整
寝る姿勢を調整することによって、睡眠中に歯を食いしばる癖を解消することができます。普通に寝ている状態では歯を食いしばる状態になりやすいためです。
上を向いた姿勢で枕の上に首の付け根まで乗せて寝るようにしましょう。この時に枕は少し低めのものに交換します。
このようにすることで、睡眠中に歯を食いしばることがないようにすることができるでしょう。
日常生活で笑い歯と歯の接触を減らす
睡眠中に歯を食いしばる癖がある場合、歯と歯の接触が多くなることでしょう。
日常生活でなるべく笑うように心がけるなら、歯と歯の接触を減らすことができ、睡眠中に歯を食いしばる癖を解消することができるでしょう。
また笑うことはストレス解消にもなりますので、この点でも笑うことは睡眠中に歯を食いしばる癖の解消に役立つことでしょう。
顎周りの筋肉をマッサージ
睡眠中に歯を食いしばる傾向のある人は、顎周りの筋肉が緊張していることが原因なのかもしれません。
顎の周りの筋肉をマッサージして良くほぐすなら、緊張を取ることができ、睡眠中に歯を食いしばる癖を解消する助けになるでしょう。
マウスピースを使用する
自分の歯の形に合わせたマウスピースを作ることも、睡眠中に歯を食いしばるという症状を解消する助けになるでしょう。
歯ぎしり治療を専門に行う病院では、歯の型を取り自分の歯に合ったマウスピースを作ることができます。
市販のものを購入して自分で調整することも出来ますが、やはり素人よりも専門家に作ってもらう方が歯にフィットします。
睡眠中に歯を食いしばる癖があるなら、専門の病院でマウスピースを作ってもらうと良いでしょう。
まとめ:自分にとって適切な方法で睡眠中に歯を食いしばる癖を解消しましょう
この記事では、睡眠中に歯を食いしばる原因と、その解消方法を幾つかご紹介致しました。いかがでしたでしょうか?
睡眠中に歯を食いしばる癖は、歯や顎だけでなく、体の不調にもつながります。ですから、自分に合った方法で睡眠中に歯を食いしばる癖を解消する必要があります。是非この記事を参考にしてみてください。
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