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ネクタイを型崩れさせない洗濯方法

ネクタイはクリーニングに出すという方が多いのではないでしょうか。光沢があるもの、刺繍があるもの、素材が絹のもの等・・・自宅で水洗いするのは躊躇してしまいますよね。よれてしまったり、しわになったら困ります。

ネクタイ1本のクリーニングの相場は400円くらい~700円前後のようです。数本まとめてクリーニングに出すと結構な金額に。ついついケチってしまいネクタイをクリーニングするのは【数ヶ月に1度】という人もいるでしょう。

ネクタイは汚れが分かりにくいので、目に付いた汚れやしわが気になるまでクリーニングに出さないという声も聞きます。しかしネクタイは首のそば、上半身の真ん中という汚れやすい場所につけられています。

目立たなくとも、皮脂、ほこり、食べこぼし等が付着しています。使うたびに洗う必要はないかもしれませんが、いつも使う数本は定期的に洗ったほうが良いでしょう。クリーニングに出さずとも自宅で洗濯すればさっぱりしますし、節約にもなります。

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【手洗いで優しく】

ネクタイの洗濯表示を確認しましょう。水洗い不可のもの(毛・絹・レーヨン等の素材)でもたいていドライマーク専用の中性洗剤で洗うことができます。
ただし自己責任でお願いいたします。どうしても失敗できない大切なネクタイはクリーニングへお願いいたします。

■準備するもの

ドライマーク衣料専用の中性洗剤

■洗い方

①ネクタイのホコリやゴミを取ります。
②バケツや洗面所に水をためて、規定量のドライマーク衣料専用の中性洗剤を溶かします。
③静かにネクタイを入れ、優しく押し洗いします。中の汚れを押し出すように。

決してこすらないようにしましょう。(繊維が切れて、乾いたとき毛羽立ってしまいます。)

④水を3回変えてすすぎ洗いをします。洗いと同様、優しく押し洗いをします。
⑤乾いた大き目のタオルに挟んで水気を切ります。こすらないように押して水気を取ります。
⑥軽く引っ張ってネクタイの形を整えます。

干すときは屋外の平らな場所にバスタオルをひき、そこに伸ばしたネクタイを置いて乾かします。

【洗濯機で洗う】

洗濯機のドライコースでもネクタイは洗うことが出来ます。型崩れ、毛羽立ち防止のために必ず洗濯ネットのご使用をお願いいたします。

■準備するもの

ドライマーク衣料専用の中性洗剤

洗濯ネット

■洗い方

①ネクタイのホコリやゴミを取ります。

②洗濯ネットにネクタイを入れて、ドライコースで洗います。

③洗い終わったら、洗濯ネットからネクタイを取り出します。

軽く引っ張ってネクタイの形を整えます。
干すときは屋外の平らな場所にバスタオルをひき、そこに伸ばしたネクタイを置いて乾かします。

【しみ抜き方法】

洗濯する前に、目に見えるしみがあったら事前に落としておきましょう。しみには水性のものと、油性のものがあります。コーヒー、しょうゆなどは水性のしみ汚れ、ケチャップ、口紅、皮脂は油性のしみ汚れとなります。

“水性のしみ抜き方法”

■準備するもの

ドライマーク衣料専用の中性洗剤

目の細かいタオルorハンカチ 2枚

■方法

①しみのある部分の下にタオルをひいておきます。
中性洗剤をうすめた液を別のタオルに少しつけて、しみ部分をトントンたたくようにします。

②こすらないようにたたいて汚れを落とします。落ちたら水で濡らしたタオルを固く絞って、しみの部分をトントンたたいてすすぎます。

“油性のしみを落とす方法”

①昔ながらのしみ抜き。ベンジンを使う場合

襟元の皮脂汚れ、口紅、機械油等の油性の汚れにはベンジンを使う方法があります。
ベンジンは揮発性なので作業を素早く行う必要があります。大量に生地に付くと輪じみになるので、少しずつ使用することも大切です。

■準備するもの

ベンジン(しみ抜き専用のものも売っています。)

目の細かいタオルorハンカチ

化粧用コットン 数枚

■方法

①しみの下にタオルをひきます。
コットンにベンジンを少し含ませて、しみ部分をトントンたたきます。

②汚れが落ちているようであれば、数回繰り返してしみ部分をトントンたたきます。
落ちれば終了です。

※ベンジンは色落ち、輪じみの危険もあります。目立たない場所で試してからしみ抜きを行うと安心です。

②専用洗剤を使う

絹や毛などのしみ抜きに使用する専用洗剤も市販されています。

■準備するもの

ドライマーク衣料専用のしみ抜き洗剤

目の細かいタオルorハンカチ

■方法

①しみ部分の下にタオルをひき、洗剤の説明どおりに使用します。
溶かすタイプの場合も原液をそのまま使う場合も、タオルに少しつけて【優しくトントンたたく】を繰り返します。

②拭き取りが必要であれば、水で濡らして固く絞ったタオルでトントンたたきます。

【仕上げのアイロン】

水洗いしたネクタイは、きちんと伸ばして干したとしてもよれやしわが出てしまいます。
仕上げのアイロンで綺麗に仕上げます。

■準備するもの

アイロン(スチーム機能があるものが良い)
あて布(薄いガーゼハンカチがおススメ)

■方法

【スチーム機能のあるアイロンを使う場合。アイロン不可の素材におススメ】

①アイロンをネクタイに近づけスチームをしわ、よれに当てていきます。これだけでかなり綺麗になるはずです。

②温かいうちに手で整えます。

【スチーム機能の無いアイロンの場合。きっちりかけたい派におススメ。アイロンがけOKの素材の場合。】

①アイロンをネクタイの生地に合わせた温度設定にします。

②ネクタイの上に当て布を置き、軽い力でアイロンをかけていきます。

ネクタイのお手入れのコツは【こすらない】です。生地に負担をかけないように洗えば自宅でもネクタイを綺麗に洗うことができます。クリーニングに持っていく前に試してみませんか。

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