腰痛と言えば腰に何らかの障害があると考えるのが一般的ですし、腹痛も単体では胃腸の調子が悪い程度に考えるのが普通です。
しかし、これらが同時に発症した場合は、どのような原因が考えられるでしょうか?
そこでこの記事では、腰痛と腹痛が同時に発症した時に一体何が体に起きているのかその原因をご紹介します。
原因を知って、きちんと正しい対処を行うことで痛みを解消しましょう!
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腰痛と腹痛それぞれの原因
まず、腰痛と腹痛の原因を知ることが必要です。ここでは、それぞれが引き起こる原因をご紹介します。
腰痛を引き起こす原因とは
腰痛の原因として主に考えられるのは関節や骨にみられる異常や障害ですが、そのほかの原因に関連痛というものがあります。
この関連痛というのは、脳に至る神経経路を同じくしている全く別の器官が相互に痛みを感じる場合があるものを言います。
例えば腎臓に何らかの障害や病気を患っていた場合に、腎臓から脳へと達する神経と同じ経路に腰があります。
実際に痛みを発しているのは腎臓ですが、その信号の位置を脳が勘違いして受けてしまうために腰が痛いと感じて染むことがあります。これが関連痛の正体です。
腰に発症する関連痛には実は様々なものがあり、様々な病気にかかっている患者さんが実際に腰痛の症状を訴えることも多くあります。
また、腰痛が気になって検査に行った結果、思わぬ内臓疾患が見つかりそれが腰痛の原因だったという事も最近ではそれほど珍しいことではなくなってきています。
腹痛を引き起こす原因とは
腹痛の場合は、そのまま臓器の障害に直結する場合が殆どです。腹痛の中でもその痛みの感じ方で、どの臓器にどのような症状が発症しているのかある程度見当がつくぐらいです。
例えば、胃がキリキリ痛む時には胃潰瘍や十二指腸潰瘍の疑いがあるといった具合に、具体的にどの臓器が痛いという事もわかりやすいですし、実に具体的な痛みの表現をすることができます。
これは、先ほどの腰痛にみられる関連痛と違って直接内臓の痛みを脳が受け取って正確に判断で来ているという事です。
同時に痛みを感じる原因は
同時に痛みを感じるという事は、腹痛を感じる位置にあり、且つ腰との関連痛の関わりを持つ臓器に何らかの障害があることが考えられます。
また、これは稀な事ですが、それぞれの痛みを感じる臓器に病状があった場合にはもちろん同時に痛みを感じることがあります。
まとめ
いかがでしたか?
腰痛と腹痛が同時に発症する原因をご紹介しました。
放っておくと重大な病気に発展してしまいかねないため、もし腰痛と腹痛を同時に発症していたら早急に診察を受けるようにしましょう。
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