鼻づまりだけでも苦しいのに頭痛までおこると辛いですよね。花粉症や風邪などの一時的な鼻づまりの場合もあれば、蓄膿症で長期的な鼻づまりの悩みもあると思います。
慢性的な鼻づまりがある人の多くは、目の奥の痛みや頭痛を抱えていることがわかっています。ひどい頭痛が原因で鼻づまりが起こる場合も稀に起こりますが、大抵の場合アレルギーや炎症による鼻づまりが原因のようです。
辛い頭痛に悩んでいても、その原因が鼻づまりによるものであれば、鼻が気持ちよく通るまでは改善しないことになります。辛い頭痛を緩和させるためにも、まずは鼻づまりを解消する3つの改善方法をご紹介しましょう。
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目次
鼻づまりで頭痛が起こるのはなぜ?
頭痛の原因は様々ですが、鼻づまりが影響すると思われる原因は、脳の酸欠と、脳血管への影響が考えられます。
鼻というのは外側の部分だけを考えがちですが、鼻づまりというのは鼻の奥の部分に何らかの刺激があり、鼻水が出やすくなっている状態です。鼻の内側を考えると、鼻は喉とつながり、また薄い頭蓋底を隔ててすぐ上には脳があるのです。
鼻づまりの人は、どうしても口呼吸になってしまいます。本来であれば、呼吸をする器官としてある鼻を使えないために、呼吸が浅くなりがちです。そうなると、脳に必要な酸素が不足し、頭痛を起こしやすくします。
また、脳に近い鼻の内側で、常に炎症が起こっている状態が続けば、何らかの拍子に脳へ影響することも少なくありません。副鼻腔炎、いわゆる蓄膿症をこじらせて脳膜炎を起こしたという例も珍しくないのです。
鼻づまりから脳血管を圧迫したり、神経に影響することで頭痛が起きているのではないかと言われています。これほど頭痛と関係する鼻づまりですが、残念ながら自分でコントロールできにくいものですよね。鼻づまり解消法としてお勧めの3つの方法をご紹介しましょう。
頭痛の原因となる鼻づまりを緩和する方法その1: Bスポット治療
Bスポット治療をご存知でしょうか?Bスポットとは、鼻というより鼻の奥にある喉とつながった部分で、のどちんこの裏側にあたる上咽頭を指しています。この上咽頭に炎症がある人は慢性的な鼻づまりになりやすいと言われています。
一般的な治療ではこの部分の炎症が見つかりにくいのですが、Bスポット治療を専門とする病院での治療によって、副鼻腔炎のようなひどい鼻づまりが改善した例もあります。Bスポット治療は、自律神経を整えるとも言われており、鼻づまりだけでなく頭痛や肩こりが改善したという例もあるのです。
治療自体はかなりシンプルで、炎症を起こしている上咽頭に塩化亜鉛溶液を塗布するだけ。ただし、炎症がある人には、かなりの痛みがある治療になりそうです。
頭痛の原因となる鼻づまりを緩和する方法その2:鼻活マサツ法
頭痛が起こる原因が鼻づまりなら、鼻を通すしか緩和策がありません。鼻にある鼻孔を広げるツボを刺激して、鼻づまりを緩和させる方法をご紹介します。少しでも鼻づまりを改善させ、脳への圧迫を減らすようにしましょう。お勧めなのが、鼻活まさつ法です。
鼻活まさつ法
1.しっかりと鼻をかみます。
2.両手の人差し指をこすり合わせて温めます。
3.人差し指を使って、鼻の両側をこすります。少し力を入れて、目頭のすぐ横から小鼻の付け根まで上下にしっかりこすりましょう。最後に、指を鼻に入れて、内側から刺激します。
この鼻活まさつ法は、鼻の横にある鼻通というツボを刺激するという方法です。鼻筋真ん中ほど、両側にある少しへこんだところです。
このツボをしっかり刺激するために上下にこするわけです。最初は痛みを感じ、また鼻が出やすくなるかもしれませんが、何度も行うことによって鼻が通りやすくなり、頭痛が緩和されることでしょう。
頭痛の原因となる鼻づまりを緩和する方法その3:耳たぶ回しを行う
鼻づまりなのに、耳たぶを回すなんて不思議ですよね。鼻づまり解消法の一つとして、顔全体のリンパの流れを良くするという方法があります。耳たぶの下の方にはリンパの通り道があり、その部分を刺激することで、自然とリンパが流れやすくなるというわけです。
この耳たぶ回しの方法は、顎関節症などの治療法として歯科医師が考案した方法です。鼻づまりの人の多くは、口を開けていることが多いので、顎関節症にもなりやすくなっています。また同時に、耳から鎖骨にかけて伸びる胸鎖乳突筋が固くなってしまいます。
この胸鎖乳突筋が固くなると自律神経が乱れやすく、また呼吸が浅くなりやすくなります。耳たぶを回すことで胸鎖乳突筋を緩ませ、リンパや鼻水の流れを良くすることができるのです。この耳たぶ回しはさとう式間質リンパケアと呼ばれており、全国に有資格者が増えています。
鼻づまりを解消するリンパケアの手法もあり、自分でもできる簡単な方法です。一度試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
鼻づまりというのは、頭痛に限らず頭部への影響が大きいと言われています。脳膜炎などの炎症も起こりやすく、口呼吸によって免疫力も低下してしまいます。
耳鼻科での治療に効果を感じない人や、できるだけ自然な方法で改善したい人は、ご紹介した3つの方法はお勧めです。ぜひ一度試してみてくださいね。鼻づまりを改善させ、頭痛のない心地よい日々が送れますように。
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