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子供が受験勉強中の接し方

受験は長期戦。心身共に疲れますが子供はもっと疲れているはず。そこで少しだけ心が軽くなるポイントを紹介したいと思います。

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ガンバレ、ガンバレと言わないで

子供自ら机に向かって受験勉強しているのであれば、何も問題もないと思います。「頑張っているね」「無理しないように」くらいの声掛けでよいと思います。ただ勉強しない子供には気をもみます。日に日に受験日が近づいてくるのに、少し机に向かって勉強しているかと思えば、すぐ離れてゲームをしたりテレビを見たりで全くやる気が見えない。見ている親の方がイライラしてきます。

けれど、子供にも子供なりに焦っているのです。「受験勉強しないとダメなのは分かっているけど、どうしてもやる気が起きない。」「どこから勉強始めていいのかわからない」「問題が理解できない」など理由は様々だと思います。

特に高校受験の場合子供も思春期に入り、口もきかないし何を考えているのかわからない時があります。そんな時はそっとしておくのがベター。何も家で勉強してなくても学校や塾で勉強して、頑張ってきているのだから「勉強は?しなくて大丈夫?」や「もう少し頑張ったら?」なんて声掛けはご法度。「家でしなくても学校・塾でしているから頑張れって言わないで」と返ってくるかもしれません。

実際、私も子供が机に向かっている姿で勉強していると判断していました。けれど、教科書や参考書を『見ているだけ』で勉強していたわけではなかったようです。「頑張れと言われたからとりあえず机に向かっていただけ。頑張れって言わないで。家ではゆっくりさせてよ。」と子供からのひと言。私たち親の受験ではないのです。イライラしながらでもそっと見守るのが母親の仕事だと思いましたね。

学校任せにするのはどうでしょう


私には高校生になったばかりの息子がいます。その息子がある日を境に登校拒否を始めました。それが中学2年の3学期。さぁ今から受験に向けて本腰を入れないと!の時期です。特に成績も悪くなく、授業についていけなくて学習に困っているという感じも全くありませんでした。

その息子が全く登校することがなくなりました。俗にいう不登校児です。現状世間では不登校児が多いと聞きます。けれどまさか我が子がなるとは予想もつきませんでした。何故不登校なのか理由も言ってくれませんし、担任の先生が家庭訪問されても知らん顔。ただ、塾へは通っていて辞めるとは言わなかったのが救いだったのかもしれません。

地域にもよりますが受験は学校の成績重視です。学校での評価がないと受験させてくれる高校すらありません。三者面談で勧められた受験先は不登校児専門の全寮制高校と通信制の高校。それと就職。息子の不登校は引きこもりに変わり塾も辞めてしまいました。

そこでようやくわかった原因が受験。学校で、塾で、家で「受験だから。受験勉強しないと。頑張れ」の言葉の攻撃に心が折れてしまったようでした。

学校の先生も一人で何十人の生徒を受け持っているのですから、子供ひとり一人にあった高校を勧めるにも限度があります。ですので、親御さんで受験できそうな学校の下調べをされることをお勧めします。この場合子供さんの成績と性格を見極めるのが大切です。

塾の先生もかなり情報をお持ちなので相談されても良いと思います。学校・塾、どちらの意見を聞いても言われるがままはやめておきましょう。それと気をつけておきたいのが親の意見をゴリ押ししてはいけません。先生方と十分に相談しましょう。まかり間違えてもモンスターペアレントになってはいけません。

受験するのは子供自身。子供に受験意思がないと周りが何を言っても受験できません。押しつけではなく、子供と話し合う場を持ってください。

受験が終わったら


日にちが過ぎれば結果はどうであれ受験は終わります。終わったら『よく頑張ったね。お疲れさま』と必ず労ってあげてください。子供には本当にお疲れさまだったのです。ただ、良い結果ばかりではありません。あれだけ頑張ったのに相反する結果になったりします。子供にとって試練の時です。

気持ちはへこむし手の付けられない状態になるかもしれません。だからといって、私たち親が一緒に落ち込んでいるわけにはいきません。やるべき事はまだあるはず。公立高校がダメなら私立高校の手続きもあります。私立高校の専願でダメだったら次の受験先を学校や塾の先生と相談しないといけない。

子供が高校生になるために親として下準備をしっかりとしてやりたいものです。

家族は味方

受験勉強に関してはそっと見守る以外に何もできないと思います。ただ、受験先の情報はたくさん仕入れておくべきです。子供が立ち止まって困っているとシグナルを出してきた時、何に困って何を考えているのかを聞きだしアドバイスできたらいいですね。

子供にとって心休まるところは家であり、味方でいて欲しいのは家族で特に母親です。思春期で偉そうなことを言ってもまだ子供です。大人ではありません。

学校や塾は高校進学重視で受験色になり、高校だけは卒業してほしいと願うのも親心です。私自身もそう思っていました。ですが、子供の人生です。義務教育終了後社会人になり立派に自立し職人さんをしている子供もたくさんいます。高校進学だけが将来を決めるものではありません。

大切なのは高校進学ではなくその先にある、子供自身自立し生活できる事と考えています。自身の子供がどの方向に向かっていくのか、押し付けるのではなく道しるべとなるのがいいのではないかなと思いました。受験、受験と親がピリピリすると子供にまで伝わります。ゆったりと心に余裕をもって接してあげてください。

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