1歳までの赤ちゃんの成長は著しくどんどんできることが増えていくので見守る大人も成長が楽しみですよね。毎日成長する赤ちゃんですが、どんな風に成長していくのかを知って成長に合わせたお世話ができるといいですね。
それでは月齢別の赤ちゃんの成長を見ていきましょう。
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月齢別赤ちゃんの成長
0ヶ月
出生時の赤ちゃんの体重は平均で3000g、身長は約50cmです。これには個人差があります。生まれてから5日目くらいまでは赤ちゃんに与える母乳やミルクよりも出ていくものが多いので体重が減少します。これは「生理的体重減少」といわれる自然現象なので心配はいりません。1~2週間でもとの体重に戻っていきます。
生後4週間は新生児と呼ばれ2~3時間おきに母乳やミルクを飲んでは寝てと繰り返します。新生児期の赤ちゃんは20時間ほども眠ると言われていて昼夜の区別なくほとんどを寝て過ごします。うちの子は寝すぎなのではと悩む心配はいりません。
赤ちゃんが起きたらオムツを替えてあげたりおっぱいをあげたりミルクを作ったりお母さんはまとまって寝ることができないので大変ですが、
赤ちゃんにとって大事な時期ですのでしっかりお世話をしてあげましょう。
1ヶ月
身長は約5cm、体重は約1kg増えていれば母乳やミルクが足りている証拠です。1ヶ月を過ぎるとだんだんと目で物を追うようになります。これは追視といって物を赤ちゃんの目の前30~40cmの間で動かしてあげるとその動きに合わせて瞳を前後左右に動かします。
この時期の赤ちゃんはお母さんのお世話に反応をみせてくる時期でもあります。喃語をしゃべり始めたりニコニコ微笑んでくれたり。昼間に寝ている時間もだんだんと短くなってくるので起きている間にたくさん赤ちゃんと触れ合って反応や表情の変化を観察してみましょう。
2ヶ月
2ヶ月を過ぎると首の筋肉が発達してきて顔を動かして物を追うようになります。手足の動きも活発になり足をバタバタとさせたり布団を手で掴んで顔の上にひっぱりあげたりするようになります。ガラガラで遊ばせると短い間なら握っていられるようにもなります。赤ちゃんは赤色が認識しやすい色なので赤いおもちゃで遊んであげると喜びます。ガラガラの音で声をあげて喜んだりもするようになります。
3ヶ月
体重が生まれたころの約2倍になり皮下脂肪がついてくるのでぷっくりとした赤ちゃんらしい体系になってきます。首がしっかりと座ってくる赤ちゃんもでてきます。首がすわると沐浴が楽になります。うつ伏せにしてあげるとひじを突っ張って頭を持ち上げたりもします。
おもちゃや手を口の中に入れて遊びだすのもこの頃です。おもちゃは舐めても大丈夫なように清潔にしてあげましょう。また首座りは自己判断してしまうと危ないので小児科のお医者さんに判断を仰ぎましょう。
4ヶ月
だんだんと昼と夜の区別がついてきます。夜まとめて寝る時間が増えてくので、寝室を暗くしたり静かにするなどして眠りやすい環境を整えてあげましょう。授乳の間隔も5~6時間と長くして、沐浴の時間を決めるのも効果的です。
背中の筋肉が発達してくるので脇の下を支えてあげると膝の上にのせて座ったり、立って遊んだりもできるようになってきます。
5ヶ月
5ヶ月になると寝返りをするようになります。赤ちゃんの成長は首座りから始まり徐々に背中の筋肉が発達して座れるようになり、最後に一人で立ったり歩いたりできるようになります。寝返りやハイハイを上手くできない赤ちゃんもあまり神経質に心配する必要はありません。
6ヶ月
6ヶ月ごろから発育のスピードがだんだん緩やかになっていきます。脇の下を支えなくても自分で座っていられるようになってきます。早い子はこの頃から歯が生えてきます。下の歯茎に白い歯がちらりと顔をのぞかせます。下の前歯が2本生えてきますが中には上の歯から生える子もいますし、生え始めが遅い子もいます。歯が生え始めると気持ちが悪くてぐずる子もいますし、色々なものを噛み始める子もいるでしょう。そんな赤ちゃんには歯固めのおもちゃを与えてもよいでしょう。
7ヶ月
おもちゃを手で握ったり、持ち替えたり、持ったもので叩いたりと手を上手に使えるようになります。いつもそばにいるお母さんと他人の違いがわかってくるので、人見知りが始まったりもします。それまでなんともなかった人でも抱っこされると泣き出したりして困らせることもあるでしょう。
8ヶ月
ずりばいが上手になったり、早い子ではハイハイを始めたりもします。ハイハイにもそれぞれに個性があり千差万別です。赤ちゃんが一生懸命動く姿はなんとも愛らしいです。
この時期の赤ちゃんは個人差がでてきます。早い子、遅い子とその子なりの成長を見守りましょう。
9ヶ月
離乳食が2回食や早い子では3回食になります。味覚が発達するので色々なものを食べさせてあげましょう。ハイハイができるようになり行動範囲も広がります。一人遊びもできるようになります。いつになく静かだなと思っていたらティッシュを全部出されていたり、絵本が本棚から全部出されてカバーを全部剥がされていたり、どんなことにも興味津々でイタズラを始めます。
10ヶ月
つかまり立ちができると伝い歩きを始める子がでてきます。個人差がありますが1歳までに伝い歩きができれば心配いりません。いろんな言葉を発するようになります。「マンマ」など言葉の意味はまだ理解していませんが口元を見ながら赤ちゃんは大人の口真似をするのでどんどん話しかけて言葉を教えてあげてください。
11ヶ月
動きが速くなり椅子や台に登ったりもするので、事故のないよう見ておく必要があります。キッチンや階段、玄関など危ない場所へ入らないように柵を取り付けたり何でも口に入れるので危険なものを置かないようにしておきましょう。記憶力が発達してくるので「いないいないばあ」をしてあげると喜びます。赤ちゃんは大人の言うことや動作を意外と理解しています。コミュニケーションを多く持つことでより言葉や感情が発達します。
1歳0ヶ月
体重が生まれた時の3倍、身長が1.5倍ほどになっています。だんだん体つきがぷっくりとした赤ちゃんの体系から引き締まった幼児体系に変化していきます。1歳になると歩き出す子もいますが半年ほどでみんな歩けるようになっていきます。また意味のある言葉を1つ、2つほどしゃべれるようになります。言葉が遅い子でもお母さんが「ちょうだい」と言うと自分の持っているものを差し出すようになるでしょう。
まとめ
生まれてきた赤ちゃんが徐々に成長していく姿は本当にうれしいものです。ここに書かれている成長の様子は目安ですからこの通りに成長していくとは限りませんが、焦らずにお世話できるといいですね。色々なことができるようになる赤ちゃんと、どんな風に関わっていくのか参考になれば幸いです。これからますます成長する我が子と、良い関係を築いていって欲しいです。
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