「入居した時にはフローリングがあんなピカピカだったのに、今は…。」そう思う事はないでしょうか?
しかもフローリングのワックスかけとなると時間や手間がかかりそうで面倒に感じるかもしれません。そんなにマメにワックスをかける必要はないので、たまのワックスかけを超綺麗に仕上げて気分もすっきりしてみませんか。
フローリングの材料とワックスの種類
いざワックスをかけようと思ってもどんなワックスを使えば良いか迷ってしまいます。
ワックスには水性タイプと油性タイプがあります。
またフローリングの材料や表面の塗装の種類に合ったワックスを選ぶのがポイントです。
フローリングの材料
☆合板フローリング
合板(機材)の表面に化粧材を接着剤で張り合わせたものです。
耐水性があり傷に強いという特徴もあります。
遮音性の高いフローリング、床暖房用フローリングなどバリエーションも豊富です。
☆無垢フローリング
積層などせず、単一の木材そのものから出来ていて、天然ものにほとんど手を加えていないものです。
塗装の種類
特に無垢フローリングは塗装の仕方によってお手入れの方法も違ってきます。
☆ウレタン塗装 主成分である合成樹脂がウレタン系の塗料で、表面に薄い膜を貼るような塗装のこと
☆自然塗装 オイルを使った仕上げのこと
☆無塗装 何も塗っていないこと
ワックスの主成分
☆油を主成分とするワックス 塗装されていない無垢材に染みこませて使います
合板フローリングには使いません
☆ロウを主成分とするワックス ロウなので柔らかく、強度と耐久性がありません
無垢材に適しています
☆樹脂を主成分としたワックス 最も多くの床に使われています。
塗装した床に使用します
ワックスの形状
☆液体ワックス 一般的なワックス。樹脂系のものが扱いやすい
☆固体ワックス 缶入りのワックス。取り扱いや保存方法に注意が必要です
☆スプレー式ワックス 部分的にかけたい時や手が届きにくいところにも塗れます
☆ワックスシート ワイパーにつけて塗るだけでワックスがかけられます
ワックスの形状によって耐久性は違うので(一般的にスプレー式ワックスは短い)確認して使うようにしましょう。
ワックスを塗ってみましょう
ここでは最も多く使われる、画像のような液体ワックスでのワックスかけの方法を書きます。
使用する道具
・掃除機
・雑巾(タオル)
・床洗浄剤
・ワックス
・ゴム手袋
・バケツ
・毛羽立ちの少ない布(ウエス)
その他、ホームセンターなどにいけば、ワックス用のモップやワックスワイパーなどが売っています。
手早く綺麗に仕上がるのでおすすめです。
ワックスを塗るのに良い日
あまりに低温(室温が10℃以下)の時はワックスが固まらないので避けたほうが良いです。
晴れた日は早くワックスが乾燥しますが、直射日光がフローリングに差し込むとあっという間に固まってしまいます。
直射日光が差し込む時は窓を新聞紙で覆うなどしてみましょう。
ワックスを塗る手順
① フローリングの掃除
① ワックスを塗る
② 乾燥させる
フローリングの掃除
この掃除が非常に大切で、ワックスを塗ったあとの見た目に大きく関わります。
・動かせる家具は動かしましょう。
・汚れやホコリをかき出します
継ぎ目のゴミは使い古しの歯ブラシを使うのがおすすめです。力を入れ過ぎないようご注意を
・掃除機をかけます
・床用洗剤で拭きます
バケツに床用洗剤を入れ水でうすめます。雑巾を浸し、固く絞った後床を拭きます。
・水拭き、乾拭きをする
床が完全に乾いているようだったら、いよいよワックスかけです。
ワックスを塗る
今回はタオルを使った塗り方を書きます。
・バケツやトレーにワックスを入れます。バケツから液が垂れるかもしれないので、バケツの下に新聞紙やビニールシートを敷いておくと安心です。
・タオルに浸し、軽く絞りワックスを塗っていきます。
・奥のほうから図のように薄く塗っていきましょう。
・前に塗ったところに重ならないよう、板何枚分とか決めて塗っていくと良いと思います。
乾燥させる
30分から1時間程度待ち、触ってもベタつかなくなったら、乾燥終了です。
1時間たっても乾かない場合は、扇風機やエアコンで軽く風を送る感じで乾かします。
翌日以降にもう1回塗ると艶が出ます。
気になること
部分修正
気になるところだけを後日に部分的に塗り直すこともできます。
若干濃淡の差が出来る可能性はありますが、一週間位で目立たなくなります。
部分修正する時は板の単位で区切って下さい。そして隣の板に液がかからないようマスキングテープを貼っておくと、綺麗に仕上がります。
剥離剤の使用
フローリングの材料にあった剥離剤でフローリングをはがす事をすすめる方もいます。
汚れたワックス皮膜の上に綺麗なワックスを塗っても、見た目は汚いままだからです。
しかし上手くワックスをはがせないとその上からワックスを塗ってもムラのある状態になってしまいます。
ワックスを塗って一年間くらいは剥離剤で簡単にはがせます。
フローリングのワックスを綺麗に仕上げるポイントは
・フローリングの材料にあったワックスを選ぶ
・ワックスを塗る前にはフローリングを綺麗に掃除する
・ワックスは薄く、一定方向に塗る
・よく乾かす
ピカピカになったフローリングを見ると、家族の方までテンションが上がると思います。
フローリングを再びピカピカに。挑戦してみましょう。
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