年末は慌ただしいもの。その中で忘れてはいけないのが、義家族へのご挨拶。
お嫁にいって初めての年末、またご無沙汰しているお義父さんお義母さんへの一年の御礼も込めて、良い印象でご挨拶をしたいものですね。そこで、実体験も交えながら、好印象を与えるポイントをご紹介したいと思います。少しでもお役に立てれば光栄です。
訪問前の連絡
年末は来客があったりお出かけされたりと忙しい最中。まず、前もって訪問日の連絡をしましょう。突然の訪問は自分がされても困惑します。
「なぜ、先に連絡くれなかったの?」と思われるよりも先に、義父母の都合を聞いておくのがベター。
私が結婚して初めて義家族への挨拶へ行った時の事。主人の実家は家から車で40分ほどのところ。初めてのご挨拶なので失礼のないように心がけて訪問しました。ところが、事前連絡をしていなかったので、「連絡くらいできたでしょ(怒)」の一言。宿泊はしませんでしたが、気まずい時間を過ごしました。それからは、訪問前にはご都合伺いの連絡を欠かさずしています。
また、遠方なら年末年始の長期休暇で実家へ行かれる方が多いのではないでしょうか。その際も滞在期間の連絡を忘れずに。
手土産の選び方
初めてでも、久しぶりでもやはり手土産・お歳暮は必要ではないでしょうか。
初めてのご挨拶の場合ならお歳暮ではなく手土産として持参した方が良いでしょう。「お歳暮」は普段お付き合いをされている方へ一年の御礼として贈るもの。結婚後何年か経っていればお歳暮になります。
手土産の場合のしは必要ありませんが、みんなで食べられるようなお茶菓子などが良いと思います。また、自分が食べた美味しいものをお取り寄せして持参すると、ポイントアップになりますね。今ならネットでお取り寄せできるので、日持ちのする美味しいものを持参することをお勧めします。
また年始も間近ということも考慮してお酒という手もあります。
美味しいお酒を「お正月のお神酒にしてくださいね」とお渡ししても喜ばれるかもしれません。また仏壇のある家なら手土産以外にお供え物も忘れずに。お供え物はのしをかけて持参します。
実は、手土産を実家近くで購入し持参した私。お義母さんもよく購入されてたようで、「近くで済ませたのね」と一言。その時はピンとこなかったのですが、帰ってから「せっかく手土産を持参するなら、私たち義父母が喜ぶような物考えた?」と言われたように思えて恥ずかしくなりました。またお供え物を持参しなかったのでご先祖様もいらっしゃるのに、と。義家族それぞれですが、特にお義母さんは自分もされてこられたので気が回るようです。
会話のなかで
結婚して初めての年末のご挨拶。最初はやはり、義家族の現状を伺うことからだと思います。率先して自身が話しすることはないですが、聞かれればちゃんと受け答えができる準備はしていきましょう。義兄弟のこと、親戚のこと、事前に旦那さんに聞いておきます。最初はちんぷんかんぷんで顔と名前が一致しなくてもいいのです。旦那さんに聞いていますということが必要なのです。
ただ、自身の実家の話しは聞かれるまで言わない事をお勧めします。義家族にはご無沙汰しているのに、自身の実家には行かれているの?と勘違いをされる恐れがあるからです。なるべく義家族の方に馴染もうとしていることをアピールしてください。
嫁というよりまだお客さん扱いだと思います。自身も自分の実家と違うし居心地は思わしくないかもしれません。長居なんてとんでもないと思うかもしれません。けれど旦那さんの実家=自身の実家になるわけですから、慣れていくしかありません。そこで、会話でNGをお伝えしようと思います。
会話の中で一番NGなのは「そろそろ帰ります」とあなた自身が口にすること。
旦那さんにとっては我が家同然、居心地は変わらず良いでしょうし、義父母は喜んで長居させてくれます。けれど、居心地がもうひとつのあなたは早く帰りたい。それなら、訪問前に旦那さんと打ち合わせしておきましょう。旦那さんに長居はしたくないと伝えると「実家なのになぜ嫌がるのか?」と思われてケンカになりかねません。
そこで、できれば午前中に旦那さん側の実家訪問、午後から自身の実家訪問など予定を入れてしまいます。そうすると、旦那さんにも「後予定あるから時間になったら動いてね」と伝えることができます。義父母にも悪い印象はないと思います。私自身、長居するのが嫌で試行錯誤してきました。馴染めればよかったのですがなかなかの田舎で馴染めず、主人にとっては我が家同然ですから長居しても平気。その態度に腹を立てて主人とよくケンカをしました。
親のことでケンカするのもバカらしくなり、主人に自身の気持ちを聞いてもらったうえで主人からの提案が「後に予定を入れる」です。実際、義父母には主人から伝えてもらえたりするので私の印象は変わらず、です。
最後に
義家族からすると、嫁はやっぱり嫁で他人です。あなたが持参した手土産も旦那さんが選びましたと渡せば好印象になります。旦那さんを立てて一歩下がってついて行っています、という印象を与えればどんな場面でも義家族にとって良い嫁さんになるのではないでしょうか。
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