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保育園の転園手続きのフローと子どもに与える影響

保育園の転園。手続きや、お世話になった先生などのお礼、それに子どもに与える影響は?と、いろいろと悩みますね。ここでは転園手続きのフローと、そのことによる子どもへの影響についてまとめてみました。

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転園をするときの手続きは?

ここでは認可保育園から認可保育園への転園についてみていきたいと思います。認可保育園についての相談は、市区町村ですので、転園についても市区町村の保育園を担当してる部署に相談するようにしましょう。

1.行きたい保育園について調べます。

まず、うつりたい保育園について市区町村のホームページで調べます。かよえそうなところをピックアップしましょう。次に、その保育園のある自治体の役所に電話をして、保育園を担当している部署につないでもらいましょう。そこで、空きがあるのか、年度途中での転園ができるか、必要な書類は何で、申し込み締め切りはいつなのか、などをきいてみましょう。

4月の入園がしやすいですが、その場合、市区町村で申し込みの締め切りは10月~12月というのがほとんど。申し込む前に見学もしたいし、などと考えると、ずいぶん早いうちから引っ越し先を決めておかなくてはいけなくて、急な転勤などでは対応できないこともあります。

また、5月以降、秋ごろまでの途中入園については、だいたい前月の10日が申込期限というところが多いでが、新年度の募集が始まると、それも変動がある場合がほとんどですから注意してください。

タイミングがあわなかったり、空きがないときは、いったん認可外保育園などに預けるという方法も考えなくてはいけないこともあるかもしれません。

2.申し込み書類を提出しましょう

お引越しでよその市区町村にある保育園へ転園するとしても、いまお住いの市区町村に申し込み書類を提出するように案内されることがほとんどです。そうするときは、転園したい保育園のある市区町村の申し込みの締め切り日に間に合うように、余裕をもって提出しましょう。

提出した書類は、今お住いの市区町村から、これから通う保育園のある市区町村へ送られます。今お住いの市区町村に、申し込み締め切り日のどのくらい前に提出する必要があるのかのきいておくと安心ですね。

必要書類は、入園の時のものとほとんど同じです。お住いの市区町村の書式での入園申込書や、支給認定申請書、勤務証明書などの保育が必要なことを証明する書類、収入がわかる書類などです。

その他に転園先の市区町村の書式で必要な書類もありますので、必ず転園先の市区町村の書式で必要なものをあらかじめ用意しておきましょう。ホームページからダウンロードできることがおおいですよ。

転園の申し込みは、今お住いの市区町村ではなく、引越し先の市区町村に直接申し込むことができることもあります。そのほうが有利な場合が多いので、引越しのタイミングにもよりますが、一度、引越し先の市区町村と相談してみてください。市区町村によっては、転出の内定書類があれば、不利にならない場合もあります。

同じ市区町村内での転園を希望するときは、転園届を提出すれば、空きが出れば転園できます。転園届は、市区町村の保育担当部署で提出するか、お通いの保育園で提出するというところが多いようです。

市区町村のホームページでも転園届の提出方法や、一緒に提出する書類について説明されています。また、転園は4月にしかできないなどの決まりのある市区町村もありますから、お住いの市区町村のホームページを確認してみてくださいね。

4.転園先が決まったら?

市区町村外への転園が決まった場合は、退園届を提出します。提出先についても市区町村のホームページに記載がありますから、確認しましょう。

引越し前に住んでいた自治体に保育園の申し込みをしていた場合は、引越し後、越してきた自治体にあらためて入園申込書を提出しないと内定が取り消されることがあるのでご確認ください。

認可保育園から認可外保育園や幼稚園への転園は?

急な引越しで認可保育園の転園が難しい場合や、退職で幼稚園に転園しようという場合は、どうすればいいのでしょうか。

1.見学に行きましょう

認可外保育園には少人数でアットホームなところ、教育に特徴があるところ、いろいろな個性がありますから必ずご自身の目で確かめましょう。園の雰囲気や清潔感、そしてとくに安全対策や、子どもの数に対して保育士の数が足りているかなどはしっかりとみておきたいですね。

保育園から幼稚園に転園するという場合、4月から入るのであれば夏ごろまでには見学をしておきたいものです。年少、年中の4月入園の場合は前年の秋に入園選考が行われます。年度途中の場合は、受け入れてもらえるかどうかを、それぞれの幼稚園に電話などで確認するといいでしょう。

私立の幼稚園などではそれぞれに個性のある教育を行っていることがありますから、園舎や園庭、保育風景を見るだけでなく、カリキュラムなどについても色々ときいてみましょう。できれば、お子さんと一緒に見学できるといいですね。

2.保育園の退園届を提出しましょう

新しい園が決まったら、お住いの市区町村の保育園担当部署に、または保育園に退園届を提出します。退園届の提出先は市区町村によって違います。お通いの保育園に聞いても大丈夫でしょう。

新しい園の入園届の提出のタイミングなどは、それぞれの園からの案内に従えば大丈夫です。公立の幼稚園の場合は、市区町村に確認をしてください。

先生へのお礼は?

小さいころからお世話になってきた保育園の先生。何かお礼が必要かしら?と思うこともありますね。もちろん必ずお礼をしなくてはいけない、ということはありません。丁寧なお礼の言葉だけで十分でしょう。しかし、やはり何かお渡ししたいな、と思う方もいらっしゃると思います。

お渡しするとしたらどんなものがいいの?

お渡しするにしても、もらった先生が気後れしないようなものがいいでしょう。

たとえば、先生たちがみんなで食べられるようなお菓子。また、お子さんがかいた絵などもきっと喜ばれます。文字が書けるお子さんならがんばってお手紙も。手間はかかりますがお子さんの写真を使ってスクラップブッキングを作ることもできます。

ハンカチやボールペンに感謝の気持ちを託す方もいらっしゃるでしょう。

転園することで子どもにはどんな影響があるの?

せっかく慣れた保育園からの転園。お母さんも不安でしょうし、何よりお子さんへの負担が心配ですね。

新しい環境にちゃんとなじめるの?

小さなお子さんの場合は、意外にも適応力があって、最初はとまどっても、親が心配するほどではないことも多いです。

ただ、少人数の認可外保育園から大人数の認可保育園の転園の場合や、地域差がかなりあるという場合には、やはり慣れるのに時間がかかることもあります。

どこの保育園でも、転園したばかりのお子さんに対しては慣らし保育からはじめる用意がありますから、お仕事の都合がつけば、お子さんの負担を減らすためにも慣らし保育からはじめましょう。

お母さんの心配が影響することも

お子さんにとって、お母さんの心理状態は意外に大きな影響があるものです。もし慣れない地域での慣れない育児に、お母さんが不安になっていたら要注意。その不安がお子さんにもうつっているかもしれません。

保育園との信頼関係をひとつひとつ築きながら、居心地のいい保育園生活をつくっていきましょう。

状況に応じた育児を

いかがでしたでしょうか。働くお母さんは、いろいろとしなくてはならないことがあって大変です。まして、引越しと転園が重なったら、本当に一苦労。調べることもたくさんありますね。何かを変えるのはとてもエネルギーのいることです。

状況が変わったら育児も変わって当然。お子さんの環境だって変わります。様子を見ることは大切ですが、あまり心配しすぎなくても大丈夫。お子さんの力を信じましょうね。そしてこの記事が何かお役に立つことがあればうれしいです。

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