ちょっと前までは、男性が外で働いて女性は家庭を守るものとされてきましたが、近年では、女性の社会進出もすすみ、結婚や出産をしても退職しないで働いたり、再就職したりと言った女性が増えて、共働きで夫婦で家計を支える家庭も増えてきています。
しかし、共働きでも家事の負担を女性が背負うことになる場合が多いですよね。でも、働いているのは女性も同じです。家事は妻だけが負担するのではなく、夫婦で分担していくことが望ましいのではないでしょうか?
そこで今回は、共働きの家庭の夫婦の家事の分担やルールについてまとめていこうと思います。家事分担で家庭も円満に♪
スポンサードリンク
目次
家事分担でケンカしないために
結婚すると言うのは、夫婦で共同生活を送ると言う事です。夫婦でもめるキッカケで家事分担が原因になることも少なくないようです。
近年では結婚しても仕事を続ける女性が増えてきて、共働きの家庭も増えてきています。共働きになる場合は家事の分担は早いうちに決めていくことが、ベストです。そうしておくと後々に子どもが生まれたりしたときにも、妻だけに負担が行ってケンカが増えるなんて事態も避けられます。
夫婦の家事分担の割合は?
では、実際に夫婦で家事の分担をする場合は、どう分担するのが良いのでしょうか?共働きと言っても、夫婦それぞれの年収や家計の負担の割合、就業形態、また子どものあるなしなどによって違ってきますよね。夫婦で同じように家計を支えているならば、家事分担の割合も半々にすることがベストですよね。
どちらかが主で家計を支えているのならば、割合を少し変えていく。数字で決めていくとお互いに公平で不満も少なくなるのではないでしょうか。そこから就業時間などを考慮して、4:6や3:7などと調整をしていくのです。
もちろんここに子育てが入ってくると少し変化もしてくるでしょう。なので、この割合を定期的に見直してみることも大切です。
家事分担のルールを決めておきましょう
割合もそうですが、家事分担のルールもあらかじめ決めておくと、もめることが少なくなります。これも、各家庭によって違うとは思いますので、色々な家事分担のルールの例を挙げてみます。
家事の内容で分担する
例えば、「妻が料理をするなら夫が後片付けをする」「妻が洗濯するから夫は掃除」と言ったように家事の内容で、お互いに担当する家事を決める方法です。ただ、どちらかの負担が極端に大きくならないように、うまく調整していく必要があります。お互いのできることなどを考慮しながら、夫婦でも納得のいくようにしていきましょう。
力仕事などは夫が請け負う
男性と女性では、腕力も体力も違いますよね。なので、庭の手入れや力仕事など、女性では難しい仕事を夫に任せると言う形もあります。
「お米などの重いものを買うときは夫の出番」「資源ごみの段ボールを束ねる」とかちょっと力のいる作業を担当してもらいます。その代わり、女性でもできる仕事は妻が担当するなど、不公平にならないようにしていきましょう。
得意なこと拘りがあることはそれを担当する
綺麗好きなら掃除を、料理が得意なら得意な方が担当するなど、それぞれの拘りがあることや得意分野を担当すると言う方法です。女性の場合は、キッチンは自分の好きにしたいとかってありますよね。そういう時は妻が料理をすれば良いし、料理が得意な男性なら、夫がすれば良いのです。
そのかわり、どちらかは片付けをするなど分担していきましょう。
夫には休日に頑張ってもらう
平日は帰りが遅いなど、夫が普段家事をするのが難しいなら、休日に頑張ってもらうと言う方法もあります。とはいえ、すべてやらせてしまうと、夫から不満の声が出てしまうので、休日など時間のある時にしかできないことをやってもらっても良いですし、平日と家事の分担を変えるのも良いですね。
当番表を作って日ごと週ごとで分担する
水曜日だけは夫が残業がないから家事をする、今週は妻が家事をしたから来週は夫が担当すると言ったように、当番制にしてしまうと言う方法もあります。たまには外食やテイクアウトを利用するなど、夫婦ともにフリーの日を設けると、ちょっと気分が違いますよね。
手の空いてる方がやる
分担をきっちり決めてしまうと、やれなかったときに不満が出てしまうと言うことで、あえて分担を決めないで手が空いている方が家事をするというやり方もあります。この方法は、子どもが生まれてからも使えますね。
妻が家事をしているから、手の空いてる夫が子どもの世話をすると言ったような感じです。これをする場合は夫婦ともに「家事を主でやるのは自分」という意識を持つことがポイントになります。
夫に気持ちよく家事分担をしてもらうには
さて、家事分担のパターンをあげてきましたが、男性の中には「家事は女性がするもの」と思っている人も少なくないのが現実です。また、何をしたら良いかわからないという男性もいるでしょう。何もしてくれない!とイライラしてしまう前に、そんな夫に気持ちよく家事を分担してやってもらうには、どうしたら良いか、まとめてみました。
やってほしい事はちゃんと伝える
男性としては「家事は手伝うもの」と言う意識が強い人が多いです。しかし、妻としては共働きであれば家事は手伝うのではなく「分担するもの」と思ってほしいですよね。夫の、そこの意識から変えていく必要があるわけです。なので、まずは夫婦で話し合いをすることが大切です。
その時、なるべく感情的にならずに冷静に、してほしい事を伝えていきましょう。妻としては言わなくても察してやってほしいものですが、あまり家事をしない男性にしてみたら、なかなか気が付かないものです。なので、やってほしい事は、きちんと伝えて行きましょう。その時は、うまく「お願いする」と言うスタンスで頼むと、良いですよ。
一度に変えるのは難しいかもしれませんが根気よく話していきましょう。
完璧にできなくても良しとする
いつも家事をしている妻にしたら慣れていない夫のする家事は、もどかしかったり、いい加減にやっているように見えるかもしれませんが、ここで怒ったりダメ出ししてしまうと、せっかくの、やる気が削がれてしまいますよね。家事をお願いしたら、極力、口を出さないことが大切です。
家事は経験が必要です。見ていてイライラするかもしれませんが、ここはグッと堪えて長い目で夫を見ていきましょう。
そして、ここが大切です。夫が家事をしてくれたら、たとえ遅くてもうまく出来ていなくても、感謝の気持ちを口に出して伝えることです。ちょっと大げさにでも「ありがとう!すごく助かる!」と伝えてあげて下さい。お礼を言われて嫌な気持ちになる人っていませんよね。
うまく持ち上げておくと、だんだん自分から進んでやってくれるようになっていきますよ。
夫婦のコミュニケーションを大切に
家事の分担を円滑にするために大切なのは、夫婦のコミュニケーションです。
家事分担のルールを決めても、事情があったりして思い通りに行かない事も必ずあります。そういうときに片方が我慢してしまうと、ストレスになってしまうので、難しいなとか、もっとこうしてほしいなどと言うことを、常に話し合えるようにしていきましょう。
そして、片方だけじゃなくて、お互いに思いやりと感謝の気持ちを忘れないようにしていきましょうね。
夫婦それぞれに合った家事分担を
いかがでしたか?
夫婦でも考え方や、思うことは違うものです。そこは、しっかり話し合って夫婦で納得のいく家事分担の方法を見つけていってくださいね。
スポンサーリンク