季節の変わり目から風邪が流行りだし、子供たちにもマスクを着けてもらいたい時期ですよね。喉の潤いを保つためなど、あらゆる効果が期待できるマスクですが、代表的なのは感染症の予防。これから流行りだすのでインフルエンザですね。インフルエンザが流行る冬期に先駆け、各地でインフルエンザの予防接種が始まっています。
みなさんは既にインフルエンザの予防接種は行いましたか?普段は予防接種をしないという人も、妊婦さんであったり、小さい子供がいるような方は予防接種を行うよう考え方が変わるのではないでしょうか。まずは、ママさんにとってのインフルエンザについて、おさらいしておきましょう。
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インフルエンザの予防接種は必要?妊娠中はOK?
実は厚生労働省のインフルエンザ対策ページでも言われている通り、インフルエンザワクチンの効果は完全ではありません。予防接種をしたところで「絶対にインフルエンザに感染しない」というわけではありませんし、接種したとしても接種当日から効果を発揮するわけでもありません。
ただ、インフルエンザにかかると一般的なインフルエンザの症状とは別に「インフルエンザ脳炎」などの合併症を引き起こす場合があるのです。その場合、インフルエンザワクチンを接種していると、その重症化を防いだりできるのだそうです。乳幼児への効果は20~50%の発病防止効果があったよう報告もされているようです。
また、WHO(世界保健機関)ではインフルエンザワクチンを優先的に妊婦さんに予防接種の対象として推奨しています。それに伴い、前述と同じ、インフルエンザ対策ページでも書かれていますが、妊婦に対しても「流産・先天性異常」を及ぼす影響はないようで、最近ではインフルエンザの予防接種ができる産婦人科も増えてきています。
・海外において妊婦さんが新型インフルエンザを発病した場合「重症化」するリスクがあると報告有り、WHOでもワクチンの接種の優先対象としている。現在日本では重症化の事例は報告されていない。
- ・インフルエンザワクチンの予防接種を受けて「流産・先天性異常」での発生リスクの報告はありません。
- ・ご自身の基礎疾患(持病)を考慮して、主治医との相談で接種の適否をお決めください。
- ・乳児におけるインフルエンザワクチンは母乳を介して乳児には影響をあたえるものではありません。
抜粋:厚生労働省HPより「妊娠されている方へ〜新型インフルエンザワクチンの接種にあたって」
抜粋:厚生労働省HPより「インフルエンザQ&A」
妊娠中のインフルエンザ予防接種
厚生労働省によると以下のように、妊娠中でもインフルエンザの予防接種はいつでも受けていいようです。また、産まれてくる子供のことを考えると、むしろ予防接種を推奨していると言えるでしょう。
・新型インフルエンザワクチンは病原体を無毒化した「不活性型」といわれるタイプ
・「不活性型」は胎児に影響を及ぼすことはない
・ 医師の判断により、妊娠中のすべての時期でワクチンを接種できる
・効果は予防接種から約2週間後~5ヶ月程度
・妊娠中に季節性インフルエンザワクチンを接種すると、感染や重症化の予防に必要な抗体が90%の確率で作られる
・ 妊娠中に予防接種すれば胎児にも免疫力が備わる
抜粋:厚生労働省HPより「妊娠中の人や授乳中の人へ」
とはいえ2009年の厚生労働省HPに書かれている情報によるものなので、それから約7年。一応かかりつけの産婦人科や予防接種を行う予定の病院の医師に相談してみると安心でしょう。予防接種を受けに行く際は母子手帳を持っていきましょう。
子供用のマスクの効果と注意点
出典:PhotoAC
インフルエンザにかかわらず、風邪の予防には、うがい手洗いが必須。そしてマスクの装着をすれば、感染予防に続き感染拡大の防止、つまりはウイルスを撒き散らさないよう周りへのエチケットにもつながりますね。
また喉や鼻の乾燥防止に効果的。実はこの保湿を守ることは重要です。ウイルスが呼吸から通る道には繊毛(せんもう)という目には見えない細かい毛が生えており、ウイルスなど異物を外に運び出す仕事をしています。これが乾燥していると異物を外に出す力が弱ってしまうというわけです。なので、喉と鼻の乾燥防止をすることはとても重要なわけです。
子供用のマスク選びのポイント
市販で売っている幼児用マスクは「2歳から」、「3歳から」というものが多数。サイズ感は装着する子供の大きさに合わせて、鼻の横や顎の下などに隙間が空かないようサイズを選んであげましょう。子供用の使い捨てマスクも市販されています。使い捨てのものは、顔を大きく覆ってくれ、隙間も少なく、使用後は捨てられるのも便利ですね。
サイズ感は合っていたとしても、普段付けていないのに顔周りに何か付けているのはわずらわしいもの。大人でも慣れればいいですが、付け始めはわずらわしいですよね。子供達は付けている意味もわからなければ尚更。外してゴム部分に指を入れ振り回しおもちゃに変身!それだとマスクの意味をなしません。
マスクをちゃんと付けてもらうためには「本人が好きなキャラクターの絵柄が描かれている」「本人が喜ぶ刺繍やシールを施してあげる」「親も同じマスクを付けて『おそろい』と言って楽しむ」「『ヒーローごっこ』などごっこ遊びに絡める」など付けることに楽しさをプラスしてあげましょう。何事にも言えることですが、「慣れ」と「楽しさ」が大切。
少し大きくなったらウイルスや細菌について、優しく説明してあげれば理解できるはず。マスクのフィルターや仕組みについても使用意図を理解できるようになるので、そうすると自ら付けてくれるようになるでしょう。
手作りマスクの作り方
さて、前述した通り、子供自身に気に入ってもらうため、手作りでオリジナルマスクを作ってみましょう。まずは基本的な形のマスクの作り方をご紹介。
出来上がりの寸法
出来上がりのイメージ・・・縦(A)cm×横(B)cm
裁断の大きさ・・・・・・・・・・縦(A)×2倍+2cm×横(B)×3倍cm
Sサイズの出来上がりサイズ・・・11cm×8.5 cm
Mサイズの出来上がりサイズ・・・13cm×9.5 cm
Lサイズの出来上がりサイズ・・・14.5cm×10 cm
マスク作りの材料
材料はダブルガーゼとマスク用のゴムを2本。
(S・Mサイズなら25cm程度。Lサイズなら30cm程度)
布の種類についてですが、厚手で肌触りの悪い生地はマスクには適しません。マスクには下記のような生地が適しているでしょう。
・ 綿生地・・・主にオモテ面に使用(好みのキャラクター柄など。種類も豊富)
・ ハーフリネン(コットンリネン)・・・主にオモテ面に使用
・ダブルガーゼ・・・主に内側の肌に触れる面に使用
1. 布を切ります
Sサイズは33cm×19cmに。
Mサイズは39cm×21cmに。
Lサイズは43.5cm×22cmに。
2. 二つに折り、上1cmを縫います
3. 表に返して下から1cmに縫い目がくるようにアイロンで折ります
4. 右端を0.8cm折ります
5. 左の★部分を折ります
Sサイズは10.5cmに。
Mサイズは12.5cmに。
Lサイズは14cmに。
6. 右側を出来上がりの☆部分に折ります
Sサイズは11cmに。
Mサイズは13cmに。
Lサイズは14.5cmに。
7. 両端から1.5cmを外側から縫います
8. ゴムを通します
S・Mサイズは25cm程度に。
Lサイズは30cm程度に。
9. ゴムの結び目をマスクの内側に入れ込んで出来上がり!
これが基本のマスクの作り方。その他にもプリーツ型のものや立体型のものなどもあるので、作り方を色々調べて作ってみてください。
インフルエンザや風邪の予防効果は少ないように言われることが多いマスクですが、喉の保護やエチケット目的では有効と言えるでしょう。咳をする時は手で口を押さえる、などと同様に「他のお友達にお風邪をうつさないようにね」などと伝え、「エチケット」を身につけさせるキッカケにもなるのではないでしょうか。
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