洗濯したはずの衣類がなんとなく臭うことありませんか。生乾きの場合は良くあることですが、乾いていても臭う場合は洗濯機そのものが汚れていてカビが生えている可能性があります。
汚れた洗濯機で洗濯をするとカビ、雑菌が衣類につきます。そのため衣類が生乾きの際の臭いは通常よりひどくなります。さらに乾いた後までも臭ってしまうのです。
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洗濯槽はカビが生えやすい!
洗濯槽の中をみるとプラスチックの部分があります。その部分は数年使っていると傷がつき汚れや洗剤カスがたまりやすくなります。そこにカビが生えるのです。またステンレスの部分であっても汚れ、洗剤カスがたまればカビが生える可能性があります。
そして、見ることのできない洗濯槽の裏は2年くらいでカビがびっしりと言われています。洗濯槽の裏側はいつも湿度100%近い上、カビの栄養が絶えず供給されるのですから不思議ではありません。
【洗濯槽にカビが生えてしまう理由】
①いつも湿っている
洗濯槽の中は表も裏も1日中湿っている状態です。洗濯が終わった後、蓋を開けていたとしても完全に乾くことは難しいです。特に裏側は機密性が高く湿気がたまりやすいです。カビの好む湿度は70%~100%です。洗濯槽の中はいつもカビにとって良い湿度をキープしています。
②皮脂、洗剤カス等の汚れがカビのエサになる
毎日の洗濯で必ず発生する【皮脂、洗剤カス等の汚れ】。洗濯槽の表にも裏にも蓄積されていきます。これをエサにカビはどんどん繁殖します。
③冬場も温かい洗濯槽
住環境にもよりますが、洗濯槽の中は冬場でも低温になりづらくカビが生き易いです。洗濯槽の裏側は湿度も温度も下がりにくくカビが冬場でも増えていく場合もあります。
④洗濯槽の最上部、ゴミとりネット、洗剤(柔軟剤)注入口の汚れ
洗濯槽の最上部はホコリ、水はねで汚れが固まりやすくそこにカビが生えます。ゴミとりネットは定期的な掃除を怠ると洗剤カス、皮脂、ほこり等の融合したヘドロ汚れとなりカビの最高のエサになります。
洗剤(柔軟剤)注入口も要注意です。洗剤カスは定期的に掃除をしないとやはりヘドロ状になってしまいます。目に見える場所なので定期的な掃除をしましょう。
【カビを生やさないためにすること】
①洗濯が終わったら必ず蓋を開けておく。
②洗濯槽の最上部、ゴミとりネット、洗剤(柔軟剤)注入口の汚れはためない。
③時々、乾燥機能を使って洗濯槽を乾かす。
④洗濯槽の掃除を定期的にする。
洗濯槽の掃除の仕方
この方法は多くの方が実践しています。我が家でもやってみたら黒い長いふわふわ汚れがたくさん出てきて驚きました。縦型、ドラム式どちらの洗濯機の型でも対応できる方法です。
【用意するもの】
酸素系漂白剤(粉末)
雑巾
古ハブラシ
ゴミをすくう用ネット
お湯(50℃位)
【方法】
①洗濯槽の最上部、ゴミとりネット、洗剤(柔軟剤)注入口の汚れを古ハブラシできれいにします。
②お使いの洗濯機の耐熱温度をご確認ください。たいてい50℃までOKのはずです。問題なければ、できるだけ高水位で洗濯槽にお湯(50℃)をはります。
③酸素系漂白剤500g~800gを大量投入します。そのまま最長の洗濯時間コースで攪拌します。そのまま一晩おきます。
④翌朝、浮いた汚れをネットですくいます。そのあと再度最長コースで洗濯から脱水まで行います。
⑤水を入れ替え、すすぎ→脱水を2回繰り返します。汚れが浮いてきたらその都度ネットですくいます。
⑥洗濯槽乾燥機能で乾燥後、蓋を開けっ放しにしておきます。
これで洗濯槽の表と裏の掃除ができます。
【週1でもできるカビ対策】
お湯の準備をしなくていいので手軽でデイリーケアとしておススメです。この方法でも結構汚れが浮いてきます。
【用意するもの】
重曹 コップ1杯
酢 30ml
古ハブラシ
ゴミをすくう用ネット
【方法】
①洗濯槽の最上部、ゴミとりネット、洗剤(柔軟剤)注入口の汚れを古ハブラシできれいにします。
②1番多い水量で洗濯槽に水をはり重曹、酢を入れて最長洗濯コースで洗います。そのまま1時間以上放置します。
③ネットで浮いたゴミをすくいます。
④洗濯機の蓋を開けておきます。
においの原因がカビじゃない場合も
洗濯槽も定期的に掃除していても防ぎきれない様々な細菌の繁殖。ある程度の細菌が存在するのは当たり前のことですし、仕方のないことですが臭うくらいとなってくると問題です。
このかび臭いような生ゴミのような臭いの原因は、毎日の洗濯で出る皮脂、食べかす、汚物の汚れ。これらは有機物で細菌(バクテリア)のエサになります。細菌と汚れによって発生する硫黄化合物が臭いを発生させるのです。この硫黄化合物は汚れた河川にも含まれている物質です。
子供の食べこぼし、下着の汚れをそのまま洗濯機に入れていませんか?洗濯槽のカビ対策をしていても臭う場合は雑な洗濯方法による細菌の繁殖が原因です。洗濯する前に、固形物汚れは取りましょう。
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