靴下はいつも替えるけれど、靴は毎日替えることは出来ません。お気に入りの靴ならなおさら、毎日のように履いて出かけたいと思う人も多いと思います。しかし靴の中は真冬でも蒸れるので湿気が溜まっています。履かなくても、湿気が溜まったままにしておくと、やがてカビが生えることがあります。
カビは布につくとなかなか取ることができない非常にやっかいな菌です。小さい頃のようにジャブジャブと水で洗える靴ばかりではありません。出来れば靴下のように毎日清潔な状態を保ちたいものです。今回はそんな靴のカビとその除去方法についてご説明します。これを読んで少し靴の保存方法やカビ対策に役立てて下さい。
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靴にカビの生える原因とは?
足に自覚はありませんが、とても汗をかきます。特に夏場は短時間だから、サンダルやミュールだからと素足で履くことも多いですよね。もちろん素足で履いても大丈夫です。しかし素足は吸収する物がない分、余計に汗が直接靴に吸収されてしまいます。また靴下を履いている場合も、少なからず靴に湿気が溜まっています。この湿気をそのままにしておくとカビの菌が増殖して、いつの間にやら白や黒などの色に変色して行きます。
また履いたばかりの靴をすぐに下駄箱や靴入れへ収納してしまうのも原因の一つです。靴箱の中にしっかりと除湿剤が入れられている場合は良いのですが、ただ箱にポイッと入れるだけだと、湿気の行き場がなくなりますのでやはりカビが繁殖します。湿気取りや除湿剤が入っていても、靴箱の大きさに比べて少ない場合や、靴を多く入れ過ぎている場合も湿気がその場にとどまってしまうので、結果としてカビが生えていきます。
靴は器のように湿気がこもりやすい形の物が多いので、今流行りのレインシューズやブーツなどの保管は特に注意が必要です。
また靴にカビが生える原因として定期的に靴のお手入れをしていないことが挙げられます。これは靴箱を閉めた状態のまま換気をしないことや、靴をしっかりと日光を当てて乾燥させていないことが原因です。
靴にカビが生えた場合の除去方法とは
靴にカビが生えた場合、まずはどのようなカビかを判断する必要があります。白や緑の場合は自分でお手入れができる可能性が高いと思って下さい。しかし黒いカビの場合は根が深いので、ほとんど取り除くことは出来ません。ではどのように除去していけば良いのか見ていきましょう。
注意事項
カビが生えてしまったら、水洗いでしっかり落としたくなります。しかしこれをやってしまうと、洗った時の水分を吸ってより多くのカビを発生させることがあります。見た目はきれいになりますが、それは一時のことなので注意しましょう。
靴のカビお手入れではエタノールやカビ取り用の薬品を使うことがあります。まずは靴に少しだけ付けて、靴が傷まないか、色落ちしないかの確認を行ってから使って下さい。
最後にお手入れ後はしっかりと乾燥させてから靴箱へ収納します。なるべく天気の良い午前中から行いましょう。日中しっかりと時間をかけて靴を乾燥させ、カビの繁殖を抑えることが出来ます。
革靴
革靴の場合はまず拭き取りを行います。そして除菌用スプレーをかけてしっかりと乾燥させ、クリーニングスプレーをかけて乾いた布でしっかりと拭き取ります。保湿クリームを塗って乾いたら、最後にワックスをかけツヤを出します。最後に防水スプレーをかけておけば、カビの予防はもちろん雨の日などにも強くなります。
布のスニーカー
まずはカビを軽く拭き取ります。この時に擦らないように注意して下さい。次に消毒用のエタノールをスプレーボトルに入れ、しっかりと拭き付けます。エタノールにはカビの根を除去する作用があります。30分程置いたらお湯できれいに流します。最後に日光に当て、十分に乾かします。どうしても日焼けや痛みが気になって、陰干ししたいという人は風通しが良く湿度の低い場所でしっかりと乾かしましょう。
長靴・レインブーツの内側
長靴の中にお湯を入れます。その靴の素材に合った漂泊洗剤やエタノールを入れて時間を置きます。落ち具合を見ながら30分程経ったら、内側を洗っていきます。最後にしっかりと洗い流して、日光によく当てながら乾かします。
どの素材の靴でも、お手入れ後はしっかりと乾かします。どうしても乾かない場合は、靴用の乾燥機などを使っても良いですね。また日光に当てながら乾燥させるのも、素材によっては痛む原因になるので注意しましょう。どちらにしても、風通しが良い日陰ならば大丈夫です。
まとめ
いかがでしょうか?靴を履いたらそのままサッとぎゅうぎゅうに入った靴箱へ収納していませんか?最近あまり履いていない靴を、久しぶりに履こうと取り出したらカビが生えていた!ということもあるかもしれません。そのまま捨ててしまう前に、しっかりお手入れをすればカビを除去することが出来ます。自分の玄関や靴の収納について見直しながら、カビの除去方法をぜひ試してみて下さい。
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