ダニが最も繁殖しやすい夏が近づいてきました。
我が家にはダニアレルギーの娘がいるのですが、彼女は畳に布団を敷いて寝ています。毎年何とかしなければと思っているのですが、画像のような商品があるだけで、本格的な対策を取っていません。
今回しっかり畳のダニの取り除き方を勉強して、今年こそは見えない敵、ダニをやっつけていきたいと思います。
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家で見られるダニについて知る
ダニは地球上のあらゆる場所で発生すると言われています。その中でも人家はダニの繁殖しやすい場所です。
ダニの発生しやすい条件と家ダニの種類について調べてみました。
ダニの発生しやすい条件
① 高温多湿 梅雨から夏にかけて発生しやすいです。
② えさがあること ホコリやカビ、食べカス、人のフケやアカなどです。
③ 繁殖場所があること 卵を産み、繁殖しやすい場所に発生しやすいです。
畳はえさが豊富で適度な湿度と温度があり、ダニがもぐりこんで卵を産めるので、ダニが大好きな場所です。
家ダニの種類
チリダニ(ヒョウヒダニ)
家屋内のダニの70%以上がチリダニです。そのなかでもヒョウヒダニが9割を占め、コナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニが主な種類です。ヒョウヒダニは人を刺しませんが、その死骸や糞がアレルギー性のかゆみや気管支炎を起こす場合があります。
コナダニ
家の中のダニの1~2%と少ないですが、梅雨などに大量発生します。人を刺すことはまれです。
ツメダニ
ヒョウヒダニやコナダニをエサとしているので、これらのダニが多い場所では繁殖します。人も刺し、ダニ刺されの原因となる代表種です。
イエダニ
チリダニの次に多くいるとされています。大きめのダニで、肉眼で見える場合もあります。普通のダニとは違い,ネズミに寄生し、吸血しているダニです。
畳のダニの駆除方法
いよいよダニの駆除ですが、やはり日頃からマメに掃除機をかけることは大事です。畳内部のダニや畳表の全てのダニを取り除くことはできませんがある程度のダニを取り除くことはできます。
換気しながら掃除機をかけましょう。吸入仕事率の低いハンドクリーナーはダニを取り除くのに不向きなようです。畳を上げて駆除する場合ですが、畳のヘリとヘリの間にマイナスドライバーを差し込み、てこの原理でもちあげれば簡単に持ちあがります。
加熱乾燥による退治
畳をまるごと加熱乾燥させる方法です。85~90℃で2時間加熱乾燥させると、畳内部にいるダニでもほぼ死滅します。
最も効果的な方法のようですが、業者に依頼しないといけないのでかなりの費用がかかります。
天日干しによる退治
梅雨の終了後1週間くらいの気温30℃以上で、1~2mの風がある日が最適ですが、気温が高くて晴天の日が良いようです。コンクリートやアスファルトの上で表裏2時間ずつ干し、裏側からたたいて掃除機をかけます。
この時畳を上げた床にも掃除機をかけると、さらに効果が期待できます。畳の内部が50℃以上で30分以上放置するとほとんどのダニが死滅するので、効果的な方法だと思いました。ただ、畳の表が直射日光で変色するおそれがあるので、布団干し用の黒いナイロン袋を畳に被せて試してみたいと思います。
駆除剤による退治
煙式駆除剤と注入式駆除剤があります。煙式駆除剤を使用する時は、畳を起こして立てかけたほうが効果的です。ただ畳内部に潜っているチリダニやツメダニにはそれほど効果的でないようです。
駆除剤を使用した後に畳の部屋を使うことを考えると薬剤の影響はないかも気になります。注入式駆除剤は手軽に使え、今は使ったあと匂いの少ないのもあるので我が家でも購入しました。ただ、畳内部まで広く薬剤が行き渡らないのでそれほど効果的ではないようです。
煙式駆除剤と注入式駆除剤は持続性がないので、マメに使用しないとダニがまた繁殖してしまいます。
防虫シートによる退治
畳の下に防虫シートを敷いておくとダニ駆除の効果が期待できます。直後はダニが畳の表面に出てくるので、毎日掃除機をかけるようにしましょう。畳の上と下両方に防虫シートを敷くともっと効果があがります。
スチームアイロンを使っての退治
これは今回調べるまで知らなかった方法ですが、スチーム噴射した時に高温になるので、ダニの駆除に効果があるようです。
① 退治する畳の部屋を1時間位真っ暗にします。
② 水で濡らしたタオルをしっかり絞って退治したい場所に被せます。
③ 温度を最高にしたスチームアイロンをゆっくりとあてていきます。
④ 時間をかけて掃除機をかけます。
以上、ダニを取り除く方法をご紹介してきました。天日干しと防虫シートを併用してみようかなと思いましたが、スチームアイロンも試してみようと思います。
ダニは見えないだけに、駆除されたかわからないのですが、娘が夏にアレルギーの症状が出なければ、効果はあったといえるのかもしれません。本格的に頑張ってみようと思います。
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