食べることは元気に生活していくには欠かせません。皆さんは、毎日の食事を毎回何にしようかと考え、食材の買出しに行っていると思います。ですが、毎回アレコレ考えるのは結構大変なことですよね。
スーパーに行き、美味しそうなお惣菜やワゴンの期間限定の特売セールを見れば、ついつい「あっ今日は惣菜でいいか」
「ついでにこれも」と、想定外の買い物をしてしまいがちです。
1ヵ月の家計簿を見れば、何でこんなに出費してるの?と愕然とする人も多いのではないでしょうか。食費は家計の中で多くの割合を占めます。では、余分な買い物をせずに食費を抑えるにはどうしたら良いのでしょうか?
少しでも効率的に食費を抑えてグルメな食生活ができるようにその方法をお伝えします。
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節約術
食材を節約するにはいったいどんな方法があるのでしょうか?まず今の現状を見つめ直し、その後改善方法をみていきましょう。
冷蔵庫の在庫チェック
冷蔵庫に何が入っているのでしょう?最近の冷蔵庫は、小さく見えても中は幅広くて意外と詰め込んでしまいがちです。何も考えず、冷蔵庫のそのままに詰め込んでしまうと、いつか行方不明のものが出てきます。
「こないだ買ったあれ、どこかな…」と買ったものの場所が分からず探したり、逆に見たこともない食材が奥の方から見つかったなんてよくある恐怖の体験です。
そこで冷蔵庫の中身を1回全部出してみましょう。全部出すには沢山すぎて難しい場合は、1段ずつ整理してみるのが良いです。賞味期限切れのものは捨てて、使えるものだけ広げてみましょう。
再び冷蔵庫に入れる時には、100円均一などで売っている収納ケースやカゴを使ってすっきりとさせてみましょう。
まとめ買い
1週間に1回だけの買い物と回数をあらかじめ決めておけば、無駄にお店に足を運ばないので余計なものを買わなくてすみます。ですが、あれもこれもと、1週間に1回の買い物にこれでもかとストレスの発散をするように欲しいものをどんどんカートに詰め込んで買うのは良くありません。
お店に行く前に、足りない必要な買う物をリストアップしておくのが良いです。メモ帳だとどこへ行ったか意外と分からなくなったりするので、携帯にメモしておくとすぐに取り出せて見れ、便利です。また、お腹が空いていると余計に美味しそうに見えるので、何かつまんでから店内に入ると食欲が抑えられ、あまり欲しくならないのでおススメです。
食材保存方法
食材を買ってきてまず冷蔵が必要な肉や魚、野菜などの食材は、すぐ冷蔵庫に入れますよね。乾燥・保存が長期間きく食品は棚にしまったりと、食材によって保存の場所が違います。
食材は、結構冷凍できるものがあるので、物によっては冷凍保存が一番です。セール品があるとそもそも賞味期限も間近なので、冷蔵庫よりも冷凍庫がおススメで、買ってきたらすぐ冷凍庫に入れる方が良いです。ですが、冷凍できるものとそうでないものがあります。
◎冷凍できるもの
~肉や魚~
●肉類…小分けにラップにくるんでジップロックなどの保存袋へいれる。作りたいメニューがあれば、その分量ごと分けておくと料理時にさっと取り出せて使いやすいです。この時、空気をなるべく抜いたほうが密封して鮮度を保てます。
●ひき肉…使いたい分量を小分けしてラップで包み、保存袋へ。ハンバーグや肉団子のたねを作って成形したものをラップに包み保存袋に入れておくのも便利です。
●魚…内臓やうろこを取って洗い、下処理をしたものをラップに包み保存袋へ。
●貝…茹でてもよいし茹でなくても大丈夫ですが、塩抜きしてから保存袋へ。
●ウインナー…そのままや、飾り切り、輪切りにしたものを保存袋へ。
●ハムやベーコン…パックのままだと取り出す時に凍って開けにくいので1枚ずつラップをして保存袋が使いやすいです。
●唐揚げ用の肉…下味を付けて保存袋へ。すでに揚げたものも保存袋に小分けして冷凍をします。
~野菜~
意外と放置すると腐りやすいものも多いので、切ったり、茹でるなど下処理してから保存します。冷凍することによって、野菜の繊維を壊してくれるので火の通りがよく、調理しやすくなります。
●玉ねぎ…料理の用途に合わせて薄切りやみじん切りなどにして小分けして保存袋へ。
●ニンジン…チャーハン用だと角切り、付け合せなどなら薄切りにして保存袋へ。
●きのこ…石づきを取り、しいたけは薄切りやみじんぎり、そのままでも。しめじ・えのきも石づきを取り水洗いせずに保存袋へ。
●キャベツ…適当な大きさに切って保存袋へ。
●もやし…冷凍するとしんなりしますが、変色せず新鮮さを保てる保存袋へ。
●葉物…ざくぎりにして保存袋へ。
●大根…輪切りにしたり、大根おろしならできるだけ水分を絞って保存袋へ。平らにして箸で区切りをつけておくと使いたい分だけ取り出せます。
●にんにく…1個ずつ皮付きそのままで保存袋へ。
●里芋、さつまいも…茹でてか生でも輪切りにしたものを保存袋へ
●ジャガイモ…棒状に切って保存袋へ入れておくと揚げるだけでフライドポテトに。
●ねぎ…小口切りにして、切り口の輪が平らにならないように小さめのタッパーなどに入れると取り出しやすくて便利です。
●果物…スイカ、キウイ、イチゴなどは小さく切って保存袋へ。ブドウは皮をむいで冷凍しておく食べやすく、デザートのトッピングに使えます。
~白米、麺類、パン、もち~
●白米…冷めたごはんをラップにくるんで保存袋へ。1人分の量が入るタッパーも100均などであるのでそちらでも良いのですが、長期間食べないと霜が下りたりするので、タッパーの場合はできるだけ早めに食べるようにしましょう。
●麺類…うどんや焼きそばの袋麺は、そのまま冷凍します。大量に買うと意外と忘れがちで、冷凍焼けして変色することもあるので2週間以内には食べきるようにしましょう。
●パン…暑い時は特に腐りやすいです。賞味期限があっても早めに冷凍しておきましょう。食パンは袋のまま冷凍庫へ。菓子パンはクリームなど乗っているパンならラップにくるんで保存袋へ。
●おもち…出来立てなら冷めてから保存袋へ。
●豆腐…凍り豆腐になり食感が変わってしまうので、炒めものに向きます。パックごとか、白和え衣にして保存袋へ。
~残ったおかず~
●ルー、スープ類…大き目のタッパーに入れると解凍が面倒なので、小さめの1人分の量のタッパーが便利です。
●煮物…余りがち食材は、お弁当にも使えるようおかずカップに小分けして入れて保存袋へ。
●揚げ物…冷めたものを保存袋へ。
◎冷凍できないもの
●レタスなど水分の多いもの
●繊維が多いもの…茹でたけのこ、わらびなど
●こんにゃく、ぜりー、プリン、牛乳、マヨネーズ…食感が変わったり分離するので冷凍できません。
工夫した料理方法
●1週間まとめてレシピ…1週間まとめてレシピを考えて、買出しも週1回にすると良い計画で、かなりの食費節約になります。レシピの考え方としては、新しいメニューを作った翌日はそれをリメイクして違うメニューにしたり、それと新しいおかずを組み合わせたりしていく方法です。第1候補や第2のレシピをざっくり考えておくのも良いです。
例~(月)さんまの塩焼き(火)さんまの炊き込み(水)牛丼(木)牛丼の具のカレーライス(金)カレードリアか鳥の竜田揚げ(土)カレーピザかうどん
この主なレシピは本当にざっくり簡単に考えています。後半のカレーづくしが苦手な人は金・土を逆にしてもカレーをなくし第2候補の素材に変えても良いでしょう。また、違うメインを持ってきても副菜は冷蔵庫にあるあり合わせのサラダなどで栄養バランスを考えましょう。
●3日に1回レシピ…3日に1回レシピを考えてその代わり、まとめて買出しでなく日々いるものを買い足す、ちょこちょこ買いが好きな人、予定変更がよくある人に向いています。短期間のメニューをざっくり考えて、足りないいるものをメモしておきます。
例~(月)鳥のから揚げ(火)から揚げを使った親子丼(水)丼の具で炊き込みご飯
(木)豚のしょうが焼き(金)豚のしょうが焼きを使った野菜炒め(土)野菜いための焼きうどん
週の半ばに新しいメインの食材を登場させていく方法が、レシピを作っていくのにかなり楽チンで考えやすいです。また、作り置き惣菜をいくつか常備しておくと、レシピと合わせた献立も考えやすくなります。
すぐ手に入る節約の食材5選
安くてどこにでもあってすぐ買えて便利!な食材があると毎日助かります。では、どんな食材が節約にグッドなのでしょうか?
もやし
激安食材と言えばコレ!そうもやしです。大抵のスーパーでは50円もしない、10円~40円台で入手できます。細もやしと太もやしとに分かれていますが、どちらも安く食感の好みで選べます。よりかさ増しして見えるのは太い方でしょう。
ラーメンに入れると野菜も摂れ、野菜炒めではシャキシャキ感がいい味を出し、卵と合わせるとまろやかな味わいになります。茹でて冷水へ、水気を切ってから冷凍もできます。水に浸すとシャキ感を保ちながら冷蔵で保存も大丈夫です。
おから
大豆の豆乳を搾ったカスのおから、スーパーでは120円前後で安く売ってます。いわゆる大豆の残りがおからですが、栄養価は高く、これを料理に使えば栄養満点でしかもヘルシーです。たんぱく質、カルシウム、食物繊維なども豊富です。
野菜と一緒に炒ればおかずの1品になります。ハンバーグの中に入れてもヘルシーで栄養満点です。保存袋へ入れて冷凍保存しましょう。
キャベツ
春の旬な時期は、大量に柔らかい春キャベツが出回っています。1個100円~が相場ですが、半分や4分の1カットの大きさもあるため、欲しい分だけ手に入ります。味がたんぱくなので色々な料理に使えて大助かりです。ビタミンCも豊富で体の調子を整えてくれます。
芯を取り、キッチンペーパーでくるんで冷蔵で保存したり、千切りにして保存袋へ入れて冷凍すると長持ちして便利です。
卵
栄養価が高く、たんぱく質がとれます。1パック200円程度ですが、安売りの日もあるのでよく広告を見てチェックしておくと良いでしょう。肉や魚がなかったら卵で乗り切りましょう。保存はゆで卵にしたり、半熟卵を漬け込めば煮卵になり保存が3日程度プラスになります。
卵焼きや薄焼きにして冷凍すると、お弁当などにすぐ使えます。
鳥むね肉
肉の中では高たんぱくで油っこくなくてヘルシー、しかも安いのでさまざまな料理に使えます。1つの難点は、ヘルシーなだけに肉がぱさつきやすく食感があまりジューシーでないことが言えます。もも肉の方が美味しいけど、もも肉は高いし…とよく聞きます。でも実は、ぱさつきは調理方法でなんとかなるんです!
簡単な方法では、よくたたいて肉を少し柔らかくして、お酒や塩麹を10~15分つけておくだけで柔らかくなります。
1日単位でつけこむ方法では、水200ccに塩+重曹(小さじ1/2ずつ)を入れて溶かしたものを半日~1日、もっと置きたい場合は2日漬け込むと柔らかくなります。
おススメのスーパー4選
目当ての食材を買うにはどこで仕入れるかは重要です!1つ1つの価格が合計金額に違いをもたらします。では、節約できる賢い買い物ができるお店はどんなお店でしょう?
業務スーパー
全国でも800店ほど数多くあるお店です。お店で使用するいわゆる業務用サイズで大容量の商品が売られています。シンプルな看板に、広告など無駄な経費が省かれているため、大容量、低価格が実現されています。
ザ・ビッグ
食料品以外にも衣料品や日用品も売られているお店です。朝早く8時半頃から空いているのところもあるので、年配で早く買い物に来ている方も多いです。低価格ですが、揚げ物や惣菜が種類が豊富で、選ぶのに楽しくなります。
ディオ、ラムー
関西を中心に展開している激安スーパーです。肉や魚は輸入商品が主ですが、100g100円しないものが多く、大入りパックで肉を買ってもお得です。子育て家族、家族が多い家庭にはとても助かるお店です。
お弁当は198円から、缶ジュース・コーヒーなどは30円台からあります。1000円持っていけばご飯の材料は十分に買えます。このお店を知ってしまうと安さに衝撃を受けて安くないお店に行きにくくなりますが、おススメです。
コストコ
アメリカで生まれた大きな倉庫のようなお店です。会員制で、最初に会員になってから買い物を楽しめます。食料品や衣料品、日用品などさまざまなものが売られています。アメリカっぽいお洒落な雰囲気が好きな人はお気に入りになるでしょう。日本にはない珍しい品もあります。
低価格でないものもありますが、パーティー用の大きなケーキやピザ、大入りホテルパン、マフィンなどは大家族にもってこいの商品があります。日本よりサイズが大きめと考えたら良いでしょう。よく食べる人にもおススメです。ビールは美味しいのに100円以下です。
人気のプルコギは味良く定番商品となっていてまとめ買いも良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?食事は毎日のことで、どうやって節約できるのか1番身近で気になることですよね。なかなか出費が減らないと思っているのなら、ぜひ食材の調達から選び方、保存、調理方法など、自分が出来そうな簡単なところから試してみてはいかがでしょうか?1つでも試すと、きっと少しでも食費が節約できて家計管理も楽しくなってくるでしょう!
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